レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.07.24 12:01

TOYOTA GAZOO Racing 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

SUPER GT 第4戦 SUGO GT 300km RACE

セーフティカー3回導入の大波乱戦

コバライネン/平手組LEXUS LC500が今季初勝利でLEXUS開幕4連勝

大嶋/カルダレッリ組が3位表彰台

 SUPER GT第4戦の決勝レースがスポーツランドSUGOで開催。ウェットコンディションでのスタートからセーフティカーが3度も導入される荒れたレースとなったが、7番手スタートのヘイキ・コバライネン/平手晃平組 DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が今季初勝利。LEXUS LC500は開幕4連勝を飾った。大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO’S 4CR LC500 6号車が3位表彰台を獲得し、ドライバーズランキング首位に立った。

 7月22日(土)、23日(日)の両日、宮城県柴田郡村田町に位置するスポーツランドSUGOでSUPER GTの第4戦「SUGO GT 300km RACE」が開催された。

 5月に行われた第3戦オートポリスから2か月。本格的なモータースポーツシーズンを迎え、SUPER GTはこの第4戦から第6戦まで、7月、8月の6週間で3戦を戦う、「夏の3連戦」を迎える。

 これまでの3戦、今季デビューしたLEXUS LC500が速さを見せ、3戦とも異なる車両ながら、LEXUS LC500が3連勝を飾った。ドライバーズランキングでも上位を占めており、ウェイトハンデが厳しくなる中、中盤戦の戦い方が重要となる。

 「夏の3連戦」初戦は杜の都仙台近郊に位置するスポーツランドSUGO。「魔物が住む」と言われるアップダウンの厳しいマウンテンコースだが、LEXUS勢は2014年に1-2。昨年も勝利こそ逃したが2-3-4-5位フィニッシュと比較的得意とするコース。

 ランキング上位を占めるLEXUS勢のポイント差は僅差であり、どのチームが抜け出すか。また、ライバル勢の巻き返しも必至であり、LEXUS LC500の開幕4連勝なるかにも注目が集まった。

◆予選◆

 22日(土)午前中の公式練習は好天の下、真夏の暑さの中でのセッションとなったが、その後空は雲に覆われ、予選開始直前にはわずかに雨もぱらついたが、結局路面を濡らすまでには至らず。予選はドライコンディションで行われた。

 GT300クラスの赤旗により、予定よりも6分遅れた午後2時36分にGT500のQ1が開始。15分間のセッションだが、前半はどの車両もコースインせず。セッションが半分を過ぎた7分半あたりからコースへ。

 セッション終盤、タイヤが暖まった車両により目まぐるしくタイムシートが塗り替えられていく中、LEXUS勢ではWedsSport ADVAN LC500 19号車の関口雄飛が好走を見せ2番手タイムをマーク。コバライネンの1号車も6番手。そして昨年のポールシッターであり、SUGOを得意とする6号車のカルダレッリは、重いウェイトハンデをはねのけ8番手でQ2進出。

 一方で、ランキングトップ3のKeePer TOM’S LC500 37号車、ZENT CERUMO LC500 38号車、au TOM’S LC500 36号車はウェイトハンデに苦しみ、11、12、13番手でQ1敗退となった。

 Q2は15分遅れの午後3時半に開始。12分間のセッションながら、こちらも最初の5分は全車コースに出ず。6号車の大嶋を先頭に、19号車の国本、1号車の平手と続いてアタックを開始した。19号車の国本が3周目に1分11秒台に入れその時点でのトップへ。NSX-GT勢にこのタイムは塗り替えられたが、LEXUS勢最上位の2列目4番手グリッドにつけた。

 1号車は7番手、6号車が8番手と4列目に並ぶこととなった。

 GT300クラスでは、午後2時10分のQ1(15分)開始時はワイパーを動かす車両も見られたが、結局それ以上雨は強くならず、路面も濡れずにドライタイヤのままセッションは進行した。

 セッション開始5分でコースオフ車両により赤旗中断。残り10分でセッションが再開されると、JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車の坪井翔が5番手タイムをマーク。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車の飯田章も8番手につけ、60号車としては初となるQ2進出を決めた。TOYOTA PRIUS apr GT 31号車がぎりぎり14番手でQ2進出。TOYOTA PRIUS apr GT 30号車はトラブルに見舞われタイムを伸ばせず。25番手でQ1敗退となった。

 Q1での赤旗の影響により、予定よりも6分遅れの午後3時1分からQ2(12分)開始。好調な60号車の吉本が計測2周目にその時点でのトップタイムをマークした直後、残り7分でクラッシュ車両によりまたもセッションは赤旗中断。

 再開後、既にタイヤのピークは過ぎたと思われた60号車だったが再アタックに入り、タイムを更新。しかし、マザーシャシー車両2台が60号車のタイムを上回り、60号車はコンマ2秒差で惜しくも3番手。しかし、GT3勢では最上位、そしてLEXUS RC F GT3で3年目の挑戦となる60号車にとって過去最高のグリッドとなった。

 嵯峨宏紀がアタックした31号車が6番手。中山雄一がアタックした51号車も最後までアタックを続け、7番手につけた。


関連のニュース