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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.04 19:01
更新日: 2017.08.05 09:10

RAYBRIGにバージョン2エンジンを投入したホンダ。富士を制するのはNSXかGT-Rか

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スーパーGT | RAYBRIGにバージョン2エンジンを投入したホンダ。富士を制するのはNSXかGT-Rか

 大荒れとなったスーパーGT第4戦SUGOの余韻がまだまだ冷めやらないが、わずが2週間後の今週末、第5戦富士が開催される。レクサス陣営が4戦4勝とランキング上位陣のウエイトハンデが厳しくなる中、第5戦富士はウエイトハンデの軽量組が主役になる。

 その中でも最大の有力チームは、ホンダ陣営の5チームだ。前回の不運のセーフティカーで独走優勝を奪われてしまう形となったRAYBRIG NSX-GTはホンダ勢でランキングトップながら、全体ではドライバーズランキング9位。そのRAYBRIGをはじめ、ホンダ陣営は5チームともウエイトハンデが軽く、今まで富士では苦手な印象だったNSXだが、今回はもしかしたら”真夏の富士ホンダ祭り”が見られる可能性もある。

 しかもRAYBRIGは今回、ホンダ勢で唯一、シーズン2基目のバージョン2のニューエンジンを投入。これは前回のSUGO戦のファイナルラップでGT300と接触し、クラッシュバリアまでオーバーランした際にエンジン、パワートレイン系にクラックが入ってしまったため、エンジン交換を余儀なくされたという経緯が重なっている。

 不測の事態があったとはいえ、「バージョン2はテストでも走行しているので、実績はあります」とホンダの佐伯昌浩GTプロジェクトリーダーが話すように、ホンダ陣営としては今回の富士はなんとしても結果を残さねばならない戦いになる。

ホンダの今季エンジン、HR-417Eの富士用のスペアエンジン

 ちなみにホンダ陣営としては、前回のSUGOのオープニングラップでKEIHIN NSX-GTのリヤハッチのカウルが外れ飛んでしまったが、その対応として両サイドに留め具を追加して、再発を防止することになった。KEIHINのアクシデントの直接の原因は不明のままだというか、症状としては左側サイドから外れ、車体の右側に向かって剥がれていったという。

 一方、そのホンダ陣営と同等に今回の有力候補となるのが、カルソニック IMPUL GT-Rだ。エースの安田裕信が話す。

「ウエイトハンデとしては有利と言われ続けているので、結構、プレッシャーになっています(苦笑)。ここ数戦、軽いんですけど上手くいっていません。第2戦の富士のときは速さはあったけどトラブルが出て走れなくて、前回のSUGOはタイヤ選択を失敗してしまいました。その2回、もったいないレースをしてしまいましたね。今回はドライバー、チームともにミスなくやれれば、そこそこいい結果で追われると思っています。最低でも、表彰台は獲得したいですね」

GT-R陣営の優勝候補の筆頭はカルソニック IMPUL GT-R


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