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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.06 18:12

ARTA NSXが冷や冷やトップチェッカー。ホンダがGT500で2年ぶりの優勝を飾る

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スーパーGT | ARTA NSXが冷や冷やトップチェッカー。ホンダがGT500で2年ぶりの優勝を飾る

今シーズン5戦目となるスーパーGT富士。真夏に行われた1戦は、ARTA NSX-GTがポールから首位をキープし、トップチェッカー。ホンダに2年ぶりの優勝をプレゼントしたが、レースは山あり谷ありの展開だった。

 室屋義秀の2日間に渡る空中でのパフォーマンスの興奮が醒めやらない、スーパーGT第5戦富士。真夏のGT富士は5月のゴールデンウイークほどの混雑にはならないからか、金曜日の搬入日から芸能人、著名人の姿がパドック裏で見られ、賑やかなサーキットに華を添えた。

 上空には富士山方面に黒い雲が見えるものの、サーキット上は室屋の代名詞である”室屋ホイール”(螺旋を描きながら垂直降下して回転する技)がくっきりと青空に残る青空のもと、気温26度、路面温度36度の気温の中でレースが始まった。

 白バイ9台、パトカー4台が先導するパレードラップ、陽炎の中から浮かび上がるようにストレートを通過した後、フォーメーションラップへ。そしてレッドシグナルがグリーンに変わった直後、2番手のMOTUL AUTECH GT-RがポールのARTA NSX-GTにアウト側から並び掛かるが、ARTAの野尻智紀は落ち着いて1コーナーを旋回。その後方も大きなアクシデントはなく、クリーンスタートでグリッド順のままオープニングラップを周回する。

 3周目にはフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-RがKEIHIN NSX-GTをパスして4番手に浮上。5周目になるとGT500のトップがGT300クラスの周回遅れに追いつき始め、コース上では車両が入り乱れる展開になる。

 6周目には6番手ZENT CERUMO LC500と5番手KEIHINがテール・トゥ・ノーズになり、ZENT立川はストレートで背後に付くと、まったく躊躇を見せずにKEIHIN 小暮卓史のインに並び掛かる、しかし、ここは小暮が抑え、順位は変わらず。

 その後方ではWAKO’S 4CR LC500とカルソニック IMPUL GT-Rが順位を争い、WedsSport ADVAN LC500がDENSO KOBELCO SARD LC500をオーバーテイクするなど、GT300を絡めて各所でバトル&オーバーテイクが勃発。

 9周目にはGT300絡みでヘアピンの立ち上がりでZENTがKEIHINのインを奪い、ダンロップ・コーナーでZENTが前を奪い5番手に。カルソニックがS Road CRAFTSPORTS GT-Rを交わし8番手に上がると、WedsSportはWAKO’Sを交わして10番手に上がり、その後もWedsSportの関口雄飛は序々に前との距離を詰めていく。

 ARTAの野尻は安定したラップタイムで周回を重ね、17周目には2番手MOTUL GT-Rと6.4秒のギャップを築く。2番手のMOTUL GT-Rから3番手以下は1〜2秒のギャップ。数珠つなぎの状態でGT300の動きによって接近とバトルを繰り返す展開になる。


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