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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.09.06 10:38

スーパーGT:30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017年第6戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017年第6戦鈴鹿 レースレポート

2017 AUTOBACS SUPER GT ROUND 6 鈴鹿サーキット

開催地:鈴鹿サーキット(三重県)/5.807km
8月26日(予選)天候:晴れ コースコンディション:ドライ
観客数:2万7500人
8月27日(決勝)天候:晴れ コースコンディション:ドライ
観客数:4万5000人

今季初入賞目指して力走するも、駆動系のトラブルでまたも力尽きる…

 鈴鹿サーキットを舞台に、スーパーGT シリーズの第6 戦、『46th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km』が8月26~27日に開催された。全8戦での開催が予定されるシリーズに、今年もapr は2台のトヨタ・プリウスZVW51を走らせ、「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」を昨年に引き続き、永井宏明選手と佐々木孝太選手に託すこととなった。

 第4戦・SUGO から元気を取り戻したマシンに、これなら苦戦が続いた序盤戦の憂さを晴らせると、ドライバー2人も意気揚々と挑んでいた。そして、前回の富士では予選9番手を獲得。佐々木選手が難なくQ1突破を果たし、成長著しい永井選手がQ2を託されて得た結果に、チームは大いに湧いた。だが……。

 第4戦の予選、決勝で相次いだハイブリッドのシステムエラーが、第5戦の決勝になって再発。機能しない重量物が、ただ足かせになるだけの状態にもかかわらず、執念で最後まで走り続けて完走し、20位という結果を得ることとなった。

 そこで決断が下されることに。トラブルの探求に時間がかかること、そして対策部品が間に合わないことから、GTAとの協議の結果、タイでの第7戦のみ取り外すこととなっていた、ハイブリッドシステムを断腸の思いで今回から、そして最終戦にも外して挑むことになったのだ。

 ここ鈴鹿は永井選手にとって、そして佐々木選手にとってもホームコース。しかも伝統の一戦、鈴鹿1000kmとしても最後の開催とあって、是が非でも確固たる結果を残さねばならない。もう悔しい思いはしたくない、今度こそ笑って終わろう。そのためにチームとしても最善の準備を整えていた。

公式練習8月26日(土)9:20~10:55

 ハイブリッドシステムを外して走行するのは昨年のタイのみならず、シーズンオフのテストでも試されていたため、今年初めてではないものの、とはいえ久しく行われていなかった状態とあって、公式練習ではまず確認走行から始められることとなった。

 早朝まで降り続いた雨が残っていたため、最初はウェットタイヤを装着して佐々木選手は走行。この週末、もう雨は降らないことがほぼ確実だったため、本来であればコンディションの回復を待ってから、本格的な走行に移るところだが、今回ばかりはデータを蓄積した上で、改めてセットアップを一から進めなくてはならない。

 やがて路面はドライタイヤを装着できるようになるが、短い周回でのピットインを何度も重ねて、入念にマシンは仕立てられていった。

 1時間を経過してまもなく、『#30 TOYOTA PRIUS apr GT』はようやく2分1秒749を記すように。そしてGT300単独の走行帯からは永井選手がドライブ。2分2秒250を自己ベストに、4周をコンスタントに走り続けた。

 その後に行われたサーキットサファリも永井選手から走り始め、1周の計測の後、佐々木選手に代わって最終チェックが行われることに。最後の計測では2分1秒386が記されることとなった。


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