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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.09.26 18:05
更新日: 2017.09.26 18:08

BMWモータースポーツ代表マルカルトが語る『クラス1』。TMGへの訪問も認める

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スーパーGT | BMWモータースポーツ代表マルカルトが語る『クラス1』。TMGへの訪問も認める

「日独両国が歩み寄り、両国にとって実りのある、インターナショナル化したレース運営が行えることが重要であり、BMWとしてもクラス1は理想的なレースレギュレーションだと考えている。クラス1が実現し、フィールドが広がることによって世界中のファンにも興味深いレースになることは間違いないだろう」

「ITR代表のゲルハルト・ベルガーもクラス1には賛同しており、共通化に向けて精力的にプッシュしていることもあり、BMWの希望とITRの方針が一致して良い方向に向かっている」

「BMWは2012年にDTMへ20年ぶりにカムバックを果たし、わずか数年でこの素晴らしいシリーズからまた撤退することは考えてはいない。クラス1についてはGTAとともに、ITRが長年に渡って話し合いを重ねてきており、これを実現するために双方が非常に努力をしている。両国にとってクラス1は今後のモータースポーツ活動の発展のために重要な位置を占めると確信している」

 またマルカルトは、細部のDTMとスーパーGTのレギュレーションの違いについて、「DTMはスプリントでスーパーGTはセミ耐久。スーパーGTはDTMにない給油やドライバー交代、タイヤメーカーがフリー、さらにはエアロやDRSなど、さまざまな件も話し合いのテーマに上がり、双方で異なる部分も多々あるものの、たがいに譲歩しながらそれらを詰めていく」としている。

ピットアウトするレクサスLC500勢

■マルカルトが“古巣”を訪問

 さらにこのバーベキューパーティのなかでマルカルトは、9月6日に、ケルンにあるトヨタ・モータースポーツGmbHを訪れたことを明かした。マルカルトはBMWモータースポーツの代表になる前は、トヨタF1チームのビジネス・デベロップメント・マネージャーとしてTMGに在籍していたこともあり、TMGは古巣と言える。

 ここでマルカルトは、レクサスブランドのDTMへの“勧誘”を行ったことを認めたTMGはロジスティクスや開発拠点の面で、DTMに参戦するには最良であること、またレクサスブランドのマーケティング戦略においても魅力的なプラットフォームであることを強調しており、当日は「元同僚たちと良好な話し合いができた」と語った。

 DTMは2018年はさらにドイツ国外でのレース開催数を増やす可能性を探って、カレンダーの調整を行っているとの情報もある。今後残される2メーカーの動向、そして新規参入のゆくえ等々、今後のDTMの動向にはますます注目が集まりそうだ。


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