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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.10.10 10:52
更新日: 2017.10.10 11:05

スーパーGT:JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 2017年第7戦タイ 決勝レポート

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スーパーGT | スーパーGT:JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 2017年第7戦タイ 決勝レポート

 坪井は、早くピットインしたため一時的に17番手までポジションを落としていたが、25周目には9番手までポジションを戻す。上位陣はまだピットインしていないスリックタイヤでスタートしたマシンが占め、実質的なライバルはポールポジションからスタートした前走する21号車Hitotsuyama Audi R8 LMSだった。
 
 坪井は、徐々に先行する21号車とのギャップを詰めていき、29周目にパスして6番手に浮上した。40周以上のロングスティントとなった坪井は、タイヤマネージメントを行ないながらも1分34秒~35秒のラップタイムで周回を重ねる。
 
 35周目を過ぎると、上位を走っていたスリックタイヤでスタートしたマシンがピットインを行なっていく。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、37周目に4番手となり、41周目には2番手、42周目には全車がピットインを行なったため、ここでトップに立つ。
 
 後続は、4号車のグッドスマイル初音ミクAMGが11秒後方から追ってくる展開となる。4号車は、JMS P.MU LMcorsa RC F GT3よりも速いペースで追い上げを図るが、坪井も53周目に自己ベストとなる1分33秒907を出してギャップを保っていく。
 
 残り5周となるとギャップは5秒ほどに縮められるが、それでも最後の力を振り絞って4号車を突き放し、61周目に見事にトップでチェッカーを受けた。
 
 今シーズン2勝目を獲得したJMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、シリーズランキングでも2位に浮上。9ポイントの差はついているが、逆転でシリーズチャンピオンを狙える位置で最終戦茂木を迎えることになる。

<影山正彦総監督>

「良いメンバーと良いドライバーが集まっているからこそ勝ち取れた2勝目だと感じています。本来ならば二人のドライバーに半分半分の距離を走ってもらおうと思っていました。しかし、第1スティントは想定よりも路面が乾くのが早く、中山選手のペースが下がってしまいました。すぐにでもピットに入れたかったのですが、ドライバー交代ができるのが18周目以降だったので中山選手には耐えてもらって、そこでピットの指示を出しました」

「後半のスティントで装着していたスリックタイヤは43周の距離が走れるか不安だったのですが、坪井が確実にタイヤマネージメントをして走ってくれました。初優勝してから確実性の高い戦略やレースをしてしまったので、今回は「攻めのレース」をしようとチームに伝えました。それが良い方向に進みました。最終戦も攻めていきたいです」


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