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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.11.12 10:21
更新日: 2017.11.12 10:28

スーパーGT:シンティアム・アップル・ロータス 2017年第8戦もてぎ 予選レポート

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スーパーGT | スーパーGT:シンティアム・アップル・ロータス 2017年第8戦もてぎ 予選レポート

 11月11日(土)、スーパーGT第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」がツインリンクもてぎで開催されました。シーズン最後の闘いとなるこの第8戦は、各チームがポイントごとに積み重ねてきたウェイトが、全て降ろされるレースとなります。そしてここに最終戦までもつれこんだチャンピオン争いや、来シーズンへの布石として結果を残したいチーム同士の激しい闘いが繰り広げられます。 この最終戦にCars Tokai Dream28は、有終の美を飾るべく加藤寛規/高橋一穂選手と共に、チーム一丸となって臨みました。

■公式練習走行

8:45から始まった公式練習走行は、まずエースドライバーである加藤寛規選手がSGT LOTUS EVORAのステアリングを握りました。朝方の空には厚めの雲が広がり、ときおり雨がぱらつく瞬間もありましたが、路面コンディションはドライのまま走行はスタート。そして空模様はだんだんと晴れて行きました。 ここで加藤選手はいつも通りタイヤの皮むきを終えると、予選に向けたセッティングを開始。計測5周目には1分48秒台に入れると、その後もこれを煮詰めて1分48秒404までタイムを上げて、高橋一穂選手へと交代しました。 これを受けた高橋選手も13周の周回を精力的に走り、さらにサーキットサファリも担当して、午後から始まる予選へと備えました。

■公式予選1回目(Q1)

公式予選一回目は、14:00から15分間で争われました。 気温20度、路面温度24度。コンディションは完全なドライながら、風が吹けばまだ肌寒い天候のもとで、Q1は予定通りにスタート。グリーンシグナルと同時に各車一斉にピットアウトするなか、スタートドライバーを務めた加藤選手はいつもどおり好機を伺いながら、ゆっくりとEVORAをコースインさせました。 そしてタイヤが発動しだした3周目、まずは1分57秒809のタイムを刻んでEVORAは11位に浮上します。さらにアタックラップに入った4周目には1分48秒123をマークして、その順位を5位へと一気にジャンプアップ。 さらにラストアタックとなる5周目には、1分47秒789へと大幅にそのタイムを伸ばしました。しかしライバルたちの多くが後半にタイムアップを果たし、EVORAの順位は最終的に9番手となりました。 それでも加藤選手はみごとに予選Q1を見事に突破し、EVORAはQ2進出を果たしました。

■公式予選2回目(Q2)

公式予選二回目は、Q1突破を果たした14台によって14:45から12分間で争われました。 そして予選Q2を担当した高橋選手はいち早くコースへと飛び出し、そのタイヤを暖めにかかりました。 タイヤが発動しだした3周目に高橋選手は、まず1分54秒420をマークして10位へ浮上。その後も1分51秒874、1分54秒625とタイムを縮め、6周目まで粘って1分50秒605へとタイムアップを果たしましたが、ライバルたちのタイムはさらに速く、残念ながら最終的にその順位は14位となりました。 予選はQ1でもトップタイムを獲得した♯ 4 メルセデス・ベンツAMG GT3がQ2をも制しポールポジションを獲得しました。 この結果から♯2 シンティアム・アップル・ロータスは、14番グリッドから明日の決勝レースを追い上げることとなりました。今年最後のレースを笑顔で飾るべく、チーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします!

Cars Tokai Dream28 シンティアム・アップル・ロータス

チーフエンジニア: 渡邊信太郎

「トラックコンディションに対して車のバランスが取れきれてませんね。 また、今回我々が持ち込んだタイヤは2種類あったのですが、メインに考えていたタイヤが今回の状況に合わず、結果として予選にはバックアップ側のタイヤを使うことになってしまいました。ただ決勝レースでの“もち”はよいので、これをベースにプランを練って、きちんと最後まで走り抜きたいです。来年につながるよいレースをしたいですね。」

ドライバー:加藤寛規 選手

「今回本命視したタイヤがコンディションに合わず、公式練習走行でもいつもより長く走ってこれを合わせ込みました。そこで80点くらいのセットはできたのですが、予選ではタイムを出し切れませんでしたね…。 またこのままだとレースペースも平凡なものになってしまうので、これからデータを見直して、さらにセッティングを煮詰めます。最後まで諦めずに闘いますので、応援よろしくお願いします!」

ドライバー:高橋一穂 選手

「路面の状況も悪くなかったですし、加藤選手が仕上げてくれたおかげでマシンも乗りにくさはなかった。ただ自分としては、『もっと行ける!』とわかっているのにきっちりと攻め切れないセクションがまだいくつかあり、明日のレースにはこれをできる限り修正して臨みたいと思います。」


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