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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.11.14 10:37

スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第8戦もてぎ レースレポート

DENSO KOBELCO SARD LC500
最終戦もてぎ、一意奮闘の8位フィニッシュ
チームシリーズランキングは6位に

2017 スーパーGT 第8戦『MOTEGI GT GRAND FINAL』(11/11~12)
ツインリンクもてぎ(1周4.801km)
入場者数:予選19,500名、決勝36,000名 合計55,500名

 11月12日(日)、今シーズンを締めくくるスーパーGT第8戦『MOTEGI GT GRAND FINAL』の決勝が行われ、11番グリッドから有終の美を懸けて勝負に臨んでいったDENSO KOBELCO SARD LC500は、スタートを担当した平手が数珠つなぎとなった序盤に虎視眈々と上位を狙う展開。
 
 各車にアクシデントが襲うサバイバル戦のなかで平手も追突され順位が変動するが、その後順位を上げて暫定5位で22周を終えピットイン。交代したヘイキも左リアボディパーツが脱落してバランスが変わったなか、うまくコントロールしながら追い上げを見せる。
 
 手負いのマシンでベストなハンドリングではないが渾身のドライビングでペースを堅持。終盤になってもペースを維持したヘイキ。チーム一同、心をひとつのことに集中して奮い立って戦い、一意奮闘の8位フィニッシュとなった。
 
 ドライバーポイントは3点を獲得(計44点)しランキング8位、チームポイントでは6点を獲得(計64点)しランキング6位となった。
 
 今季は不運もあってポイントを積み上げることができなかったが、シーズンを通じて速さを見せ幾度も上位争いを展開してきたDENSO KOBELCO SARD LC500。来季は一層の切磋琢磨をして首位奪回に挑む。

◆公式練習走行

 4月に開幕してから、あっという間に2017年シーズンの最終決戦を迎えたスーパーGT。前戦タイでは常に攻めの姿勢を貫いて健闘の6位フィニッシュを果たしたDENSO KOBELCO SARD LC500。結果、ランキングトップと最終戦を前にフルスコア以上の差が開いてしまい、連覇は叶わぬことに。だが昨年銀鱗躍動したこの最終戦もてぎの地で意地の今季2勝目を飾って1つでもランキング上位を狙っていきたいところ。
 
 栃木県の山間部・茂木町にあるツインリンクもてぎは、ストップ&ゴー区間とテクニカルな区間が組み合わされ、ブレーキにもタイヤにも厳しく、抜き所も限られている難コース。季節的にも路気温とも冷え込み易くピックアップ症状にも悩まされ易い。

DENSO KOBELCO SARD LC500
DENSO KOBELCO SARD LC500

 
 公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で、決勝は13時30分スタートの250km(53周、約1時間半)で争われる。ピットストップは1回。ウェイトハンディはすべてリセットされ0kgで各車イコールの真っ向勝負となる。今季は不運もあってポイントを積み上げることができなかったが、シーズンを通じて常に速さを見せて上位争いを展開してきたDENSO KOBELCO SARD LC500。
 
 シーズン前のもてぎテストでも上位タイムを記録しており、持てる力を最大限に発揮しチーム一同、威風堂々と有終の美を懸けて勝負に臨んでいった。

 11日(土)午前中の公式練習走行は、心配された降雨も無く肌寒い曇り空のコンディション。気温10度/路面温度12度の冷えたなかで8時45分から混走セッションが開始。最初にヘイキがハード系ドライタイヤを装着してコースイン。すぐに赤旗中断となったが、再開された後に1分39秒247のタイムを記録。
 
 次にミディアム系タイヤを装着してフィーリングとグリップ感を比較。こちらは1分38秒303とその時点で5番手タイムをマークした。クルマのフィーリングとタイムの結果から平手にミディアム系タイヤで決勝を見据えたロングランを実施。
 
 途中でタイヤの内圧調整を入れながらチェッカーまで安定したタイムで走行。決勝へ向けて良いデータ収集となった。混走セッションではヘイキの17周目に出したタイムで6番手となった。
 
 その後のGT500単独の10分間のセッションではマーキングタイヤ本数に制限あるため、結果の良かったミディアム系タイヤを温存。平手がハード系タイヤでアタックシミュレーションを行い1分38秒369の12番手タイムで公式練習走行を終えた。公式練習走行では合わせて48周を走行。
 
 その後DTM車両との記念すべき同時走行にヘイキが参加。大きな注目を浴びるデモランとなりホッケンハイムでのデモランに続き日本で初となるエポックメイキングな出来事に。続いてサーキットサファリが行われ、ヘイキがミディアム系ユーズドタイヤでQ1への準備を整えた。

◆公式予選


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