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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.07.04 15:31
更新日: 2018.07.04 15:41

スーパーGT:自動追尾にエンジンオフでも冷える冷蔵庫。最新トランポはここまで進化している

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スーパーGT | スーパーGT:自動追尾にエンジンオフでも冷える冷蔵庫。最新トランポはここまで進化している

 7月6日発売の『SUPER GT FILE Ver.5』。今号ではガレージからサーキットへマシンや機材を運ぶトランスポーターに密着。そこに根付くプロフェッショナルの仕事をお届けする。

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 スーパーGT500、スーパーGT300両クラスにエントリーするARTAのトランスポーターを取材しました。ARTAの車両運搬一式を担当するのはトランスウェブ。NSX-GTとBMW M6の2台を積載して運ぶ“クルマ便”のいわゆるトレーラーヘッド、トラクターには『スカニアR410』を使用しています。

トランスポーターはチームのガレージからサーキットへマシン、機材を運ぶ
トランスポーターはチームのガレージからサーキットへマシン、機材を運ぶ

 スカニアはスウェーデンのメーカーでトラックのなかでは高級ブランドとして知られた存在。お値段は国産の1.3倍くらいとか。R410は13L直列6気筒エンジンを搭載して、最高出力は410ps、最大トルクは2150Nm。スカニアにはV8エンジン搭載のタイプもありますが、レーシングカーと機材を満載しても10トン程度で、80km/hの速度制限もあるので、そこまでのパワーは必要ないようです。

乗用車のようなウッドステアリング。チルトするのでポジションも乗用車のようにセットすることが可能。
乗用車のようなウッドステアリング。チルトするのでポジションも乗用車のようにセットすることが可能。
コーヒーメーカー装備! これでレース帰りに眠くなっても安心だ。
コーヒーメーカー装備! これでレース帰りに眠くなっても安心だ。

 トランスウェブで使用するR410は今年3月導入の新車。その後新型が登場したので最新型ではないようですが、それでも装備は充実。2ペダルのフルオートマチックで、クルーズコントロールや自動追尾システムも装備しています。自動追尾は前車との距離を3段階に調整できて、ドライバーの負担を軽減するだけでなく、前車のスリップを利用して空気抵抗を減らすことで燃料を節減。

エアコンや冷蔵庫はエンジンを切っていても連続して使用することができる。
エアコンや冷蔵庫はエンジンを切っていても連続して使用することができる。

 本革シートにはシートヒーターが装備され、エアで高さを調整可能で、エアコンや冷蔵庫はエンジンをオフしても2~3日は使用できて、CO2抑制に配慮と至れり尽くせりです。ベッドは二段上下になっておりキャビン内も広々、こんなトラックだったら長距離も運転が楽しくなりそうです。

 ドライバーの桃坂健二さんの話では、街中のストップ&ゴーのような使い方では、国産の方が加速はよくラクかもしれないけど、高速道路では断然運転しやすいとのこと。ちなみに今年はヘッドだけでなくトレーラーも新車となりトレーラー全長が約15メーターと伸びたとのこと。道幅が狭く直角カーブがある“最難関”のツインリンクもてぎ・パドック出口の立体交差は、かなり大変かもしれません。

 トレーラーはオーバーハングも長いので、内輪差だけでなく外側にもスペースが必要で、外側に寄り過ぎてもダメ。だからライン取りは数センチ単位の精度が要求されるとのこと。最終戦レース後にもうひとつの見どころなるかも!?

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 このほか、「チーム」の仕事に迫ったオートスポーツ特別編集「スーパーGTファイルVer.5」は7月6日(金)発売です。

■スーパーGTファイル Ver.5

7月6日(金)発売
定価:1200円(1111円+税)
商品紹介ページ:http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=10309

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