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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.07.04 18:42

LEXUS TEAM SARD 2018スーパーGT第4戦タイ レースレポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM SARD 2018スーパーGT第4戦タイ レースレポート

2018 スーパーGT第4戦『Chang SUPER GT RACE』(6/30~7/1)

DENSO KOBELCO SARD LC500
第4戦タイ、今季初優勝でランキングトップ浮上!

SUPER GT第4戦タイ レポート
チャン・インターナショナル・サーキット(1周4.554km)
入場者数:予選9417名、決勝2万219名 合計2万9636名

 7月1日(日)、スーパーGT第4戦『Chang SUPER GT RACE』の決勝が行われ、3番グリッドから発憤興起して勝利を目指してスタートしたDENSO KOBELCO SARD LC500は、スタート担当のヘイキがオープニングラップに17号車を3コーナー立ち上がりで抜き2位に浮上。トップ16号車の背後でチャンスを伺い、19周目の4コーナーにて華麗に仕留めトップを奪う。
 
 追いすがる2位となった車両を撥ね除け36周を終えピットイン。2位6号車がピットインした1周遅くセオリー通りピットインを敢行してミスなく可夢偉を送り出す。トップで戦列に戻った可夢偉は後方から襲いかかる6号車、その後2位に変わった36号車を巧みなライン取りでクレバーに抑え込む高度なテクニックを披露。
 
 緊迫したバトルがつねに続いていったが見事に封じ込めてトップチェッカー。DENSO KOBELCO SARD LC500は、持てる実力を遺憾なく発揮し素晴らしい速さを見せ、堂々の今季初勝利を飾った。
 
 ドライバーポイントでは20点を獲得(計35点)、チームポイントでは23点を獲得(計44点)し、ともにシリーズランキングトップに浮上し、最高の結果でシリーズ前半戦を締めくくった。次の長い500マイル(約800km)の距離で争われる第5戦は約1ヶ月後となる8月4日(土)・5日(日)に富士スピードウェイにて開催される。

■公式練習走行

 前戦鈴鹿ではまさかのリタイアを喫したDENSO KOBELCO SARD LC500。あれから6週間の長いインターバルで行われる今季前半戦の締めくくりとなる第4戦は、シリーズ唯一の海外戦でタイ・バンコクから東北東約400kmに位置するチャン・インターナショナル・サーキット(ブリラム県)が舞台。
 
 チャン(Chang)はタイのビールブランド名でありサーキットのネーミングライツ。昨年のラス前10月開催から7月開催と変更されたブリラムのこの時期も雨季であり、朝晩にスコールが降り湿気も多く、最高気温33度・最低気温25度ぐらいとほぼ日本の夏と同様。公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で行われ、決勝は現地15時スタート(日本時間17時)の300km(66周)で、ピットストップは1回。ウエイトハンディは現獲得ポイントの倍となる30kgを搭載する。

 今季は浮き沈みの激しい前半戦となっており、後半戦に向けて表彰台で前半戦をしっかりと締めくくりたいところ。クルマの速さのレベルは上位陣と遜色ないが各車とも非常に拮抗しているため、今回も僅差の予選となるのは必至。コースは高低差がなくフラットでメインスタンドから見渡せ、右回り4.554kmのストップアンドゴーセクションと高速コーナーを複合させたテクニカルでチャレンジングなレイアウト。
 
 ピットはオートポリスと同じコース外側に位置し、左側からの給油となる。昨年は混乱の中でつねに攻める姿勢を貫いたタイラウンド。持てる実力を遺憾なく発揮すれば勝機は得られると、チーム一同、発憤興起して気持ちを奮い立たせて勝利を目指していった。

 30日(土)午前中の公式練習走行は、10時から気温30度/路面温度38度のタイらしい厳しい日差しが照りつける暑さのなかで開始。少し路面が落ち着くまで待機した後にヘイキがソフト系タイヤを装着してコースイン。最初のアウティングで途中トラフィックに引っかかりクリアラップではなかったが、まずは1分25秒463の4番手タイムを刻む。
 
 若干バランスに違和感があったが続いてミディアム系タイヤの確認を実施。14周目に1分25秒332とタイムを更新した。16周目からは可夢偉がドライブし、クルマの調整を施しながらヘイキが装着した2種類のタイヤを確認。可夢偉のコメントを元にさらにセット調整を進め、バランスも良い方向に進んでいった。32周目からふたたびヘイキがドライブしてブラッシュアップされたクルマのバランスを確認。ユーズドタイヤながらタイムを更新する速さをつけ8周ほど走行して公式練習走行の混走セッションを終えた。
 
 10分間のGT500クラス単独セッションでは可夢偉がアタックシミュレーションを行い、1分24秒198とタイムを削ってみたが13番手で終えた。まだまだタイムは伸ばせそうな感触の公式練習走行となり、トータル35周を走行して公式予選への準備を終えた。

DENSO KOBELCO SARD LC500
DENSO KOBELCO SARD LC500


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