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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.08.26 19:56
更新日: 2016.08.26 20:17

鈴鹿1000kmプレ:大本命S Road&GT-Rの5連勝を止めるのは、どちらのメーカー?

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スーパーGT | 鈴鹿1000kmプレ:大本命S Road&GT-Rの5連勝を止めるのは、どちらのメーカー?

 スーパーGTタイトル2連覇中なので、当然と言えるのかもしれないが、とにかく今シーズンもGT-Rが強い。MOTUL AUTECH GT-Rが開幕2連勝を飾れば、その後もフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R、そしてカルソニック IMPUL GT-Rが勝利を挙げてGT-Rが4戦4勝。ニッサンがライバル2メーカーを圧倒しており、今回の第6戦鈴鹿1000kmも4チーム目のS Road CRAFTSPORTS GT-Rが大本命に挙げられている。果たして、S Roadを止められるライバルチームは、どこか。

 ホンダのホームコースでもある鈴鹿。NSX陣営のこの鈴鹿1000kmに懸ける意気込みは特に強い。3戦目のSUGOに勝負を懸けて、ライバル2メーカー1戦に先駆けてニューエンジンを投入したが、そのSUGOは不運やアクシデントで7位が最高位。「この鈴鹿こそ」という陣営内の思いは強い。ホンダGTプロジェクトリーダーの松本雅彦氏も今回の意気込みを語る。

「今回はチャンスがあると思っています。速さというよりも、トラブルやアクシデントに巻き込まれない、きちんと完走できる信頼性をもったクルマと、あとはチームのマネジメントがすごく大きく影響するのが1000kmの戦い方だと思います。クルマはウエイトが軽いチームが多いので、それなりに速さはあると思っています。サーキット特性も悪くないですし、そろそろ、(トップに)来てくれないと困ります(苦笑)」
と、ホンダ陣営はこの鈴鹿を必勝態勢で挑む。

ホームの鈴鹿で輝けるか──。ホンダ松本氏(右)と昨年までのホンダF1責任者、新井氏がマシンを見つめる。
ホームの鈴鹿で輝けるか──。ホンダ松本氏(右)と昨年までのホンダF1責任者、新井氏がマシンを見つめる。

 ホンダ陣営ではRAYBRIG NSX CONCEPT-GT、ARTA NSX CONCEPT-GT、ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT、Epson NSX CONCEPT-GTの4台のウエイトが軽い。まずは予選でQ2に進出し、しっかりと上位グリッドを獲得するのが最初のステップになる。

 戦略面で今回の1000kmが昨年までと違うのは、5回以上のピットストップが義務となっていること(以下、5回ピット義務)。これは今季の第2戦富士で起きたセーフティカー導入時のガス欠に対応したもののようだ。現在の規定ではセーフティカーが導入されると一度、ホームストレートに500クラスと300クラスを止めてから再スタートを行い、レース復帰まで5周程度の周回が必要になる場合がある。つまり、現在の規定ではチーム側はピットインまでに5周程度のキャパシティを残す必要が出てくるが、昨年のように4回ピットで毎スティント燃費ギリギリの戦略では、セーフティカー導入によるガス欠の可能性が高まるため、今回の5回ピット義務の措置が取られたようだ。

■5回ピット義務で微笑むレクサス陣営。GT-R一強状態は崩せるか


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