Audi Team Hitotsuyama
Press release – 2018.1025- 009
25/10/2018
Race Report
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 7
AUTOPOLIS GT 300km RACE
予選の不運が響き、完走するも入賞には届かず
Audi Team Hitotsuyamaは、2018年10月20日、21日、大分県のオートポリスで開催されたSUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT 300 km RACE」に出場しました。
決勝をノートラブル、ノーミスで切り抜けたAudi Team Hitotsuyamaでしたが、タイムアタック中の赤旗でQ1敗退を余儀なくされたことが響き、14位でレースを終えることになりました。
▱予選
オートポリスはAudi R8 LMSが得意とするテクニカルコースだけに、予選で上位を獲得し、今季初表彰台を目指していたAudi Team Hitotsuyamaでしたが、思わぬ不運が待ち受けていました。
予選当日の10月20日は、午前中こそ肌寒いくらいの天候でしたが、午後には15度まで気温が上がり、まずまずのコンディションに。そんななか、通常どおり、Q1、Q2の2段階でノックアウト方式の予選が始まりました。午後2時30分からのQ1は、リチャード・ライアンが担当。「できるだけコースが空いたタイミングを見計らい、Q1開始から5分ほどライアンをピットで待たせました。それが今回裏目に出てしまいました」と語るのはチーム代表の一ツ山亮次です。
満を持してコースに向かったライアンでしたが、ちょうどタイムアタックをしている最中に、コース上に停止車両が発生し、セッションが赤旗中断。残り時間5分でセッションが再開しましたが、「今回のタイヤはグリップが最も発揮されるのはたった1周だけなので、再度アタックしたときには“おいしい”ところは終わっていました」（一ツ山）
その言葉どおり、ライアンがマークした1分45秒085のタイムは18番手となり、Audi Team HitotsuyamaのQ2進出はなりませんでした。「Q2進出のポテンシャルはあっただけに、本当に残念です」と一ツ山は溜息を漏らしました。
予選結果
P1 #25 HOPPY 86 MC 松井孝允/坪井 翔
P2 #10 GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹/吉田広樹
P3 #5 マッハ車検 MC86 Y’s distriction 阪口夏月/平木湧也
P18 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎
▱決勝
決勝日の10月21日、オートポリスは雲ひとつない好天に恵まれました。21号車のHitotsuyama Audi R8 LMSは18番手からのスタートとなりましたが、得意とするコースだけに、なんとか序盤にポジションを上げて、入賞を狙いたいところ。そこで、本戦に強いライアンにスタートを託し、序盤に勝負をかけることにしました。
しかし、その目論見とは裏腹に、後方からのスタートが響いてなかなかポジションを上げることができないばかりか、タイヤかすを拾わされ、タイムと順位を失うことになります。それでもスタートから2つポジションを上げたライアン。セーフティカーが解除された直後の26周目、早めにピットに呼び寄せ、富田竜一郎に交替しました。
素早いピット作業でさらにポジションを上げたHitotsuyama Audi R8 LMSは、ニュータイヤの効果もあって順調に周回を重ねていきます。全車がピットストップを終えた時点で、Hitotsuyama Audi R8 LMSは16番手。ここから追い上げたいところですが、今シーズンはタイヤトラブルに泣かされているだけに、タイヤマネージメントに細心の注意を払いながら、ペースをコントロールせざるをえませんでした。
「終盤は10位との差が3秒くらいで、ひょっとしたら立て続けにオーバーテイクできるチャンスがあるかもしれないと期待もしましたが、周りも強かったのでこれが精一杯でしたね」とは一ツ山。
富田はそのまま慎重に周回を続け、最終的には14位で完走、残念ながら入賞はなりませんでした。
次回のSUPER GTは11月10日、11日に最終戦がツインリンクもてぎで開催されます。2016年に優勝したコースだけに、次こそ表彰台獲得を目指しますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします。
決勝結果
P1 #96 K-tunes RC F GT3 新田守男/中山雄一
P2 #87 リーガル フロンティア ランボルギーニ GT3 佐藤公哉/元嶋佑弥
P3 #34 Modulo KENWOOD NSX GT3 道上 龍/大津弘樹
P14 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎
チーム代表 一ツ山亮次のコメント
2018年は速さを見せ、毎回良いところを走っていながら、トラブルに巻き込まれるパターンが続きました。今回はそれとは違いましたが、淡々と走るだけのレースになりました。やはり、予選で後方に埋もれたのが響きました。スタートから10周ほどでトップと20秒くらい差がついてしまいましたからね。シングル（10位以内）からスタートできていれば、だいぶ違った結果になっていたはずなのですが……。次は最終戦。ホントにあとがありませんが、もてぎは一昨年優勝しましたし、昨年も最後尾からスタートして8位フィニッシュしている、とても得意としているコースです。とにかくミスなく走れば結果がついてくるはず。みんなをアッといわせるような面白いレースをと思っていますので、応援よろしくお願いします。
