GT500クラスの予選Q1を挟んでスタートしたGT300クラスの予選Q2。ポールポジションのボーナスポイントを含め、チャンピオン争いを占ううえでも重要な予選グリッドを決めるセッションが始まった。
予選Q2に駒を進めた14台は、セッションスタートとともに続々とコースインしていく。残り4分を切って、最初に1分46秒464でトップタイムをマークしたのはマネパ ランボルギーニ。ここにModulo KENWOOD NSX GT3が続く。
マネパ ランボルギーニの平峰は翌周も自身のトップタイムを更新するハイペースでアタックを続け、1分45秒911のコースレコードを叩き出すとトップを堅守。初音ミク AMGもマネパ ランボルギーニに迫らんとタイムを詰めるが、1分46秒181で2番手に終わる。
残り1分を切ってアタックが続くものの、この時点でLEON AMGがいまだ13番手。さらにランキングトップのARTA BMWは8番手と苦戦を強いられる。
最後のアタックでARTA BMWのショー・ウォーキンショーはポジションを上げることができない。逆にラストアタックでポジションを上げたのがLEON AMGで、1分46秒008で2番手に浮上する。
結局、コースレコードを塗り替えた平峰を上回るマシンはなく、ポールポジションはマネパ ランボルギーニが獲得。平峰にとってはスーパーGTで自身初、チームにとっては同じくノーウエイトだった開幕戦岡山以来のポールポジションとなった。
チャンピオン争いを展開する6台はポールを獲得できなかったため、ポイント差に変動はなし。そのなかでもランキング2位のLEON CVSTOS AMGで2番手でフロントロウにつけた。3番手にはランキング4位の初音ミク AMGが続いている。
ランキングトップでタイトル最有力とみられたARTA BMWは10番手どまり。5列目から追い上げの決勝レースを強いられることになった。また、ランキング3位の31号車プリウスが8番手、ランキング5番手のK-tunes RC Fが12番手、ランキング6番手のGAINER TANAX GT-Rは6番手で予選を終えた。
2018年シーズンのスーパーGT最終戦、チャンピオンを決める決勝は11日(日)、13時30分にスタートする。