AUTOBACS RACING TEAM AGURI
2018 AUTOBACS SUPER GT
第8戦 ツインリンクもてぎ
GT300 予選レポート
10番手と難しいポジションだがいいレースをしてチャンピオンを勝ち取りたい
第2戦、第5戦のロングディスタンスの2レースを制して大量ポイントを獲得したARTA BMW M6 GT3は、2位に12ポイント差をつけてランキングトップで最終戦を迎える事になった。
12ポイント差が大きいのか小さいのかというと、我々はわずかな差と感じている。このレースをノーポイントで終え、ライバル達が表彰台に乗ってしまえば簡単に逆転されてしまうからだ。油断をすればチャンピオンは遠のいてしまう。
午前のセッションは前夜の雨や霧でコンディションが安定するまで時間がかかり、バランスの確認がなかなか出来なかったが、路面が乾くまで時間を有効に使うために、ドライバー交代の練習を行った。
1コンディションが回復してから予選のセットを進めたが、思うようにタイムが上がらず、サーキットサファリの時間も使って予選のセットを進めていった。何とか車のセットの改善は見られたが、不安を残したまま予選が始まった。
Q1は高木真一。高木はとにかくQ1を確実に突破する事だけを考えてアタックに入っていった。しかし、高木は素晴らしいタイムを叩き出し2番手でQ1を突破した。
Q2はショーン・ウォーキンショー。ショーンはタイミングを取りながらアタックに入っていった。決して悪いタイムでは無かったが、速いドライバーが多い中で10番手のタイムを叩き出した。
明日は、5列目からのスタートとなるが、チャンピオンを獲得出来るように十分に準備をして挑みたい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「決して良いポジションからのスタートでは無いけど、オートポリスではもっと後方から4位に入れたので、同じようなレース展開が出来るように戦略を組んでいきたいね」
安藤博之エンジニアのコメント
「午前のセッションは濡れていたので、バランスチェックやドライバー交代の練習に充てました。乾いてからはQ1へ向けてのセットとタイヤの確認を行いました。コンディションに車が合っていないところがあったので、サファリでユーズドタイヤを履いてセットの変更を行いました。改善が見られたのでQ1では2番手で通過出来ました。Q2は10番手で終える事が出来ました。明日はレースペースは悪くないと思うので、チャンピオンが獲れるポジションまで順位を上げて行けるように頑張ります」
高木真一選手のコメント
「まずはQ1突破が目標でしたが、思ったよりフィーリングは良くて、2番手で通過する事が出来ました。Q2は速いドライバーが多い中でショーンは頑張ってくれました。10番手スタートではありますが、そこから少しずつ順位を上げられるようなレースが出来れば、チャンピオンを獲得出来る可能性が高まると思いますので、しっかりと戦っていきたいです」
ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「素晴らしい予選とは言えず、上手くいけば7番手くらいのポジションを得る事が出来たと思うが、レースペースもタイヤのコンディションも良いので、4位以内には入りたいと思っています」