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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.02.09 16:25
更新日: 2019.02.09 16:52

「ありがとう! “帝王・本山”」。本山哲に星野監督、柿元邦彦アンバサダーたちが感謝の言葉

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スーパーGT | 「ありがとう! “帝王・本山”」。本山哲に星野監督、柿元邦彦アンバサダーたちが感謝の言葉

 2月9日に発表された本山哲の“GT500”クラス引退。ニッサン/ニスモの2019年モータースポーツ活動計画発表会で行われた引退セレモニーでは、ニスモの片桐隆夫CEOやTEAM IMPULの星野一義監督、柿元邦彦アンバサダーなどが、ニッサンのエースとして第一線で活躍してきた本山へ感謝の言葉を述べた。

■片桐隆夫ニスモCEO

「22年間の長きに渡りまして、ニッサン陣営のエースドライバーとして激戦のGT500にて3度のシリーズチャンピオン、16回の勝利をもたらしてくれました。本当に感謝しています」

「また、ニッサン陣営のみならず、日本のモータースポーツを代表するドライバーとして、つねに第一線で活躍していただきました」

「相当なプレッシャーがかかるなかでも、着実に勝利を重ねて3度のタイトルを獲得したことは、本山選手のテクニック、レース運びの素晴らしさはもちろん、強靭な精神力を合わせ持っていることの証明だと思います」

「また本山選手は実戦における速さ、冷静さだけではなく、マシンの開発やサーキットでのテストなど、開発を進める能力にも大変長けております。フィードバックの的確さは、ニスモのエンジニアや開発陣の大きな助けになり、ニッサンの戦闘力に大きな力を発揮してくれました」

「また、本山選手はチームを引っ張る、ひとつにする求心力も持っており、所属チーム全体のレベルアップにも貢献してくれました」

「こうして本山選手はニッサン不動のエースドライバーとして、そして日本を代表するトップドライバーとして長きに渡り貢献してくれましたことを、本当に感謝します」

「2019年度は引き続き、ニッサンファミリーの一員として、GT500チームのエグゼクティブアドバイザーとして全戦に帯同していただき、松村総監督をはじめとするチームのサポートを担っていただきます」

「サーキットはもちろん、それ以外でも豊富な経験とノウハウを後輩ドライバーやエンジニアたちに伝えてアドバイスしていただき、ニッサンGT-Rのチャンピオン奪還に力を発揮していただきたいと思います」

「最後に改めまして、本山選手の長期間に渡りますGT500でのニッサン/ニスモへの貢献に改めて感謝し、すべてのニッサン/ニスモ関係者を代表しまして御礼申し上げます。本当にありがとうございました」

●星野一義監督

「本当に長い間、お疲れ様でした。僕が歩んできた道をもとに本山くんにアドバイスしてきたのは、速く走るテクニックはあった。そこについて何も教えることはなかったんですが、ニッサンのエースとして戦っていく心構えは、長い人生のなかで言ってきたと思います」

「うちにデザイナーとしての力が足りなかったとき、彼はデザイナー兼ドライバーとして戦ってくれました。日本のモータースポーツではデザイナーに頼ることが多いんですけど、彼が例えば鈴鹿で走ってピットに戻ってくると『バネレートを変えてほしい』とか、『違うセットのダンパーに変えてほしい』とか、いろいろなことをすぐに言ってくれて、一時間でやるべきことが終わる感じでした。技術だけじゃなく、頭の回転も早い」

「これから僕が彼に期待するのはニッサンの(GT500)ドライバーとしての仕事は終わっても、テスト・車両開発にはどんどん先行していってほしい。まだニッサンを背負っていっていただかないと。ニッサン/ニスモのなかで健闘してもらわないと困る。僕は(本山選手が)長谷見さんより器用な人だと思っているからね」

「僕がTEAM IMPUL(の代表)を降りて彼にやってもらおうかなと思うくらいビッグな存在です。本当にお疲れ様でした」

■「ニッサンのいろいろなものを背負って第一線でやってくれました。そのプレッシャーは本人にしかわからない」


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