スーパーGT：2019年シーズン開幕前最後の走行チャンス。3月30～31日の富士公式テストエントリー

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月18日、富士スピードウェイで3月30～31日に開催する富士公式テストのエントリーリストを発表した。両クラス合計44台が参加を予定している。

　2019年シーズン開幕戦の第1戦岡山まで1カ月を切ったスーパーGT。3月16～17日に行われた岡山公式テストに続けて行われる富士公式テストは、シーズン開幕前最後の走行チャンスとなる。

　そんな富士公式テストにはスーパーGT GT500が15台、GT300クラスが29台の合計44台が名を連ねた。

　GT500クラスでは、ほぼ全チームがシーズンエントリーしているドライバーを起用するなか、KEIHIN NSX-GT、au TOM’S LC500の2台は布陣を変更してテストに臨む。

　KEIHIN NSX-GTはレギュラードライバーのベルトラン・バゲットが参加せず、塚越広大が単独でドライブする形に。バゲットは先日、ホンダワークスが投じるNSX GT3でIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジに参戦することが発表されており、日程が重複しているカリフォルニア8時間に出場するものとみられる。

　au TOM’S LC500は、岡山公式テストを欠席していた中嶋一貴が参加。レギュラーである関口雄飛に加え、先日の公式テストでもレクサスLC500をドライブしていた宮田莉朋の3名がマシンをシェアすることになった。なお、宮田はテスト2日間とも、GT500のドライブに専念するようだ。

　その宮田がシリーズでドライブするGT300クラスのSYNTIUM LMcorsa RC F GT3には吉本大樹に加え、スーパーGT参戦経験があり、ヨーロッパ圏でレクサスRC F GT3を使用しているドミニク・ファーンバッハーが名を連ねている。

　そのほかGT300では10チームが第3ドライバーを起用している。PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEは都筑晶裕、UPGARAGE NSX GT3は山田真之亮、Hitotsuyama Audi R8 LMSは直前で岡山公式テストへの参加がなくなったアレッシオ・ピカリエロが搭乗を予定している。

　そのほか、HOPPY 86 MCでは土屋武士、エヴァRT初号機 X Works GT-Rでは道見真也、arto RC F GT3では河村直樹、植毛GO＆FUN GT-Rでは浜野彰彦、ARNAGE AMG GT3では手塚祐弥、87号車JLOC ランボルギーニ GT3では藤波清斗、RUNUP RIVAUX GT-Rでは柴田優作が、それぞれステアリングを握る予定だ。

　この富士公式テストは一般にも開放されて実施される。入場料は高校生以上の大人が1000円、中学生以下の方は保護者同伴の場合に限り無料だ。また、2019チェカパス、富士で開催されるシリーズ戦の前売り観戦券をお持ちの方は無料で観覧できる。

　なお、自家用車での来場には別途駐車場料金が必要で、4輪が1600円、2輪が800円となっている。

　当日はオープンピットや体験走行のほか、ミニ四駆体験＆工作教室、キッズアナウンサー体験、キッズカメラマン体験といった家族向けのイベントも多数行われる予定。春休みの思い出づくりに足を運んでみては。

　富士公式テストの詳細は富士スピードウェイの公式ホームページまで。

■2019スーパーGT 富士公式テストGT500エントリー（3月18日時点）

■2019スーパーGT 富士公式テストGT300エントリー（3月18日時点）