スーパーGT：ほぼ“ガチンコ”の第2戦富士エントリー発表。au TOM’S LC500には宮田莉朋が搭乗

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは4月18日、富士スピードウェイで5月3～4日に開催する第2戦のエントリーリストを発表した。au TOM’S LC500には中嶋一貴に代わり、宮田莉朋が名を連ねるなど、一部チームでドライバー変更、第3ドライバーの追加が行われている。

　4月13～14日に岡山国際サーキットで開幕を迎えた2019年のスーパーGT。しかし、この第1戦は荒天により赤旗終了となった。

　レースはスーパーGT GT500クラスがARTA NSX-GT、GT300クラスがK-tunes RC F GT3が優勝したものの、規定周回数に達しなかったためハーフポイントしか与えられておらず、優勝したARTA NSX、K-tunes RCでもウエイトハンデは20kgと、比較的ハンデの少ない状態で第2戦へ臨むことになる。

　これまで同様500kmで争われる第2戦は両クラス合わせて44台がエントリー。15台が揃うGT500では、au LC500でドライバー変更が行われている。

　シーズンエントリーでは中嶋一貴と関口雄飛がコンビを組むau LC500だが、第2戦富士はWEC世界耐久選手権の第7戦スパと日程が重複しており、一貴が欠場。代わって関口が第1ドライバーとなり、パートナーにはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3をドライブする宮田が名を連ねた。

　宮田は開幕前の公式テストでau LC500をドライブしているが、実戦でどんなパフォーマンスを発揮するか。また、第1戦岡山ではニッサンGT-RとホンダNSX-GTが速さを発揮して予選・決勝の上位を占めたのに対し、レクサスLC500はやや遅れを取ったような印象だった。ホームレースと言える富士スピードウェイ戦でどこまで巻き返しを図れるか注目だ。

　GT300は初戦と変わらず29台がエントリー。宮田が抜けたSYNTIUM RC FにはヨーロッパのGTレースでRC Fを操り、優勝経験もあるドミニク・ファーンバッハーが加入するほか、12チームが第3ドライバーを起用している。

　このうちHOPPY 86 MCではチーム監督の土屋武士がドライバーとして参戦するほか、Hitotsuyama Audi R8 LMSにアレッシオ・ピカリエロが加わる。ピカリエロは2017年にアウディR8 LMSカップでチャンピオンを獲得しているほか、ADAX GTマスターズやスーパー耐久にも参戦、昨年の鈴鹿10時間でもAudi Team Hitotsuyamaに加わっているドライバーだ。

　そのほか、ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号が玉中哲二、PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEが都筑晶裕、UPGARAGE NSX GT3が山田真之亮、30号車TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GTが小高一斗、エヴァRT初号機 X Works GT-Rが道見真也、arto RC F GT3がナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ、植毛GO＆FUN GT-Rが浜野彰彦、ARNAGE AMG GT3が手塚祐弥、T-DASH ランボルギーニ GT3が藤波清斗、RUNUP RIVAUX GT-Rが柴田優作を、それぞれ第3ドライバーとして起用している。

■2019スーパーGT第2戦富士 GT500クラスエントリー（4月18日時点）

■2019スーパーGT第2戦富士 GT300クラスエントリー（4月18日時点）