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2019.05.14

30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第2戦富士 レースレポート


スーパーGT | 30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第2戦富士 レースレポート

2019 AUTOBACS SUPER GT
ROUND 2 富士スピードウェイ
開催地:富士スピードウェイ(静岡県)/4.563km

5月3日(予選)
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
観客数:3万5800人

5月4日(決勝)
天候:雨のち曇り
コースコンディション:ウエット~ドライ
観客数:5万6000人

漢気を見せたタイヤ選択で最後尾まで落ちるもしっかり追い上げ21位完走果たす

 熱戦続くスーパーGTシリーズ第2戦の舞台は、富士スピードウェイ。ゴールデンウィークの恒例レースである、『FUJI GT 500km RACE』としての開催となった。今年もaprは引き続き2台体制で挑むが、マシンをTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV(ZVW52)にスイッチ。規定の変更と合わせ、駆動方式をミッドシップからFRに改め、さらにレクサスRC F GT3にも使用される5.4リットルのV8エンジン、2UR-Gを新たに搭載することとなった。

 カラーリングをイエローベースに改め、大幅に印象を一新した#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTをドライブするのは、引き続き永井宏明選手と織戸学選手。タイヤもヨコハマが継続して使用される。今回は500kmレースとあって、第3ドライバーに小高一斗選手を起用。今回がスーパーGT初参戦となる若武者は、昨年までFIA-F4を戦い、今年F3にもステップアップ、トヨタ期待の新星だ。

 岡山国際サーキットでの開幕戦はトラブルに見舞われ、復帰は果たせたものの、完走扱いにならず。だが、規定周回に満たなかったため、ハーフポイントになっているからトップとの差は、わずか10ポイントと考えることもできる。今後の活躍いかんで、いくらでも取り戻せる差に過ぎない。

 今回の舞台、富士スピードウェイは高速コースとして知られるが、近頃はストレートの速さが絶対ではなく、コーナーでの速さも重視されるようになってきた。空力に優れることは自慢の一つであるだけに、まずは今季初入賞の期待が込められることとなった。

公式練習
5月3日(金・祝)8:50~10:25

 令和最初のレースは、ゴールデンウイークの開催ということもあって、初日から3万5800人もの観衆が見守るなかでのスタートとなった。青空が広がり、くっきり富士山も見える、まさに絶好のレース日和。公式練習の開始時の気温は20度、路面温度は29度と、これまた最高のコンディションになっていた。

 今回、最初に#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTのステアリングを握ったのは永井選手。開始とともにコースインし、コンディションチェックを行って、すぐピットに。最初のセットアップを行った後、周回を重ねて永井選手はまず1分39秒456をマークする。

 ほぼ1時間を経過したところで永井選手が再びドライブするが、その間ピットに戻ったのは1回のみ。いかにセットアップが順調に進んでいるかの証とも言えよう。織戸選手のベストタイムは1分30秒406。GT300単独のセッションは、いよいよ小高選手の走行に。徐々にタイムを上げていって、最後は1分39秒113にまで到達。セクター1の区間タイムでは永井選手や織戸選手をも上回った。

 続いて行われたサーキットサファリで、再び織戸選手が乗り込み、最終チェックを行うとともに、最後はまた小高選手が。ここでGT500との混走も初めて経験することとなった。

公式予選Q1
5月3日(金・祝)14:30~14:45

 予選もコンディションに恵まれ、気温は22度、路面温度は36度と、公式練習終盤とほぼ同じ状態になっていた。今回もQ1担当は織戸選手。計測開始と同時に#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはピットを離れていく。アウトラップに加え、2周をウォームアップに当てた後、織戸選手はアタックを行い、1分37秒744をマーク。

 しかし、次の周はタイムを落としたことから、残り3分間の時点でピットに戻ってくる。果たしてQ1突破なるか……。しかし、あとコンマ3 秒及ばず。#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは20番手から決勝に挑むこととなった。しかし、今回は500kmの長丁場。ここからどこまで順位を上げてくるか注目された。

TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学/小高一斗)
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学/小高一斗)

永井宏明

「あと一息でQ1突破でした。今回から、ブレーキの効きもよくなりセットも少しは進みました。決勝に向けては、まだ課題は多いですがJAF 車両を開発し速くする過程は、ドライバーにとってもたくさん勉強ができるので楽しいです。次戦の鈴鹿はホームコースなので、ここで是非Q1突破を果たせるように、明日の決勝前まで速くするためのマシンセットをトライしたいです」

織戸学

「僅差でQ1突破できず、悔しいです。もう少し曲がるセットを入れればよかったです。ヨコハマタイヤも全然余裕があったので勿体ない予選でした。やっとセットらしいセットができ、タイヤもマッチングし始めたので今後が楽しみです。明日は長いレースなので、チーム全員で入賞を狙いたいと思います」

金曽裕人監督

「まず小高選手を起用したのは、若い子にチャンスを与えよう、モータースポーツの裾野を広げようと永井選手の寛大な気持ちからです。Q1もあとちょっとでした。マイレージは稼いでいるクルマだし、引き出しは多いので。本当にもうちょっとだったので残念。我々エンジニアのセットが間に合っていませんでした。まだまだクルマはやらなきゃいけないところがあるのが、予選で分かりました。とはいえ、クルマがしっかり止まるようになってきたし、進むべき方向性は見えてきたので、決勝はご期待ください」


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