【松井孝允コメント】
タイラウンドは、昨年のポールポジションということから相性がいいことはわかっていました。あとは重いウエイトでどこまで戦えるかが要であり、チャンピオンシップを考えるうえでも大事な1戦になると思っていました。今回は海外戦ということもありいつもより余裕のあるレースウィークでした。そのおかげでコースウォークを行うことが出来、入念にチェックすることができました。そのチェックが後々に有利に働いたと思います。
フリー走行では早い段階でラップタイムも速く走れたので、普段走らないサーキットでもすぐに対応することができました。車の状態は完璧で本当に申し分なくセッションもスムーズに進めることができ、予選に向けての準備は上々でした。
予選ではQ1を武士さんが突破してくれたので、僕のアタックではタイヤに集中しアタックに入りました。その中でポールという結果には満足していますし決勝に向けても自信につながりました。ただ予選でマシンに心配箇所が見つかり、その原因追及のためにメカニックの皆さんには大変な作業をお願いすることになってしまいました。夜遅くまで追求していただき、次の日には完璧なマシンになっていたので本当に安心して決勝日も走ることができました。
決勝のスタートは武士さんがスタート。後ろがストレートの速いGT-Rで抜かれてしまいましたがこれは予想通りの展開。僕らはタイヤ無交換という作戦をたて、ピットで再び前に行く作戦だったので抜かれても心配はしていませんでした。そして作戦通りピットでトップに立つことができ、あとは後ろとのギャップを見ながらのレース。途中、周回遅れにかなり抑え込まれ、ギャップを詰められてしまったことで余裕はなくなり、とにかくプッシュして引き離すことに集中しました。
後ろの3号車のペースが速く、最後まで気が抜けないレースでした。終盤には燃料系のトラブルもありチェッカーを受けるまで本当に勝てるか分かりませんでした。その中で勝てたのでめちゃくちゃうれしかったです!!
最終戦に向けてランキングトップで迎えられるので最後まで集中して戦いたいと思います。今回もタイという遠い中、応援有難うございました。次回は2016年最後のラウンド、チャンピオン目指します! 引き続き応援よろしくお願いいたします。