「しかし、日曜の朝のフリー走行で昨日と違ったフィーリングの部分があって、決勝前の8分間のフリー走行までにそれをアジャストしたんです。その結果、8分間のフリー走行ではトップタイムを出せたので、再び自信を持ってスタートに臨めました」
「スタートからリードを築くつもりでしたが、序盤は思ったより後続車が僕のペースについてくるのでちょっと意外でしたが、5周目からは予定どおり離れ始めて、自分のイメージどおりの展開になりました」
「そうなれば、あとはリードをできる限り広げて国本雄資選手に渡すことだけを考えて飛ばしました。大きなリードがあればあるだけ、メカニックさんも落ち着いてミスなく作業ができますし、チーム全体にとって楽な展開になるからです」
「でも無線で『あと5周ね』と言われた周のターン7でいきなり左リヤがバーストし、焦りはしましたが、なんとかピットまではいけそうな感触だったのでペースダウンはできる限りしないように(笑)、無線でピットに連絡し、ギリギリまで攻めながらピットインしました」
「ピットも落ち着いて作業をしてくれましたし、国本雄資選手も同じタイヤを履いて出て行っただけにペースが心配でしたが、2番手を走っていたチームにペナルティが出て、3番手には20秒以上の差がありましたから、実際にはそこから楽になりましたね」
「国本選手もタイヤを労わりながら、できるだけスライドさせずにペースをコントロールしてくれたので、こうしてGT500クラス初優勝を飾ることができました」
「本当に、今日の勝利はLEXUS TEAM WedsSport BANDOHの全員で勝ち取った勝利ですし、それを支えてくださったヨコハマタイヤ、TRD、トヨタ自動車、そして応援してくださっているスポンサーの皆さん、たくさんのファンの皆さんに心から感謝しています」
「初表彰台が初優勝という嬉しい結果でしたが、次のレースも勝利を目指して頑張りますので、皆さん、これからも応援宜しくお願いします」