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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.10.25 19:30
更新日: 2020.10.25 19:32

最多勝記録更新の松田「絶対にこの鈴鹿を勝たなければいけない気持ちが強かった」【第6戦鈴鹿GT500優勝会見】

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スーパーGT | 最多勝記録更新の松田「絶対にこの鈴鹿を勝たなければいけない気持ちが強かった」【第6戦鈴鹿GT500優勝会見】

 2020年スーパーGT第6戦鈴鹿の決勝レースを終え、同じく鈴鹿サーキットで開催された第3戦以来、今シーズン2勝目を飾った23号車MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生とロニー・クインタレッリが、予選でのクラッシュの状況から、ピットでの大逆転劇で優勝という喜びを語った。

ロニー・クインタレッリ/第1スティント担当

「まだ実感できていないよ。ちょっと優勝は奇跡すぎる。第3戦の優勝のときも嬉しかったけれど、そのときはなんとなくスタート前に『もしかしたら優勝できるかも』と思ったりしたけれど、今日は最後尾スタートだったからね。ただ、今シーズンはほぼ毎戦セーフティカーが導入されるから、レース前にチームと無線なども含めてすべて細かいことまで打ち合わせをした」

「でも、やっぱり後ろからのスタートだとレースは簡単ではないね。僕が少し追い上げをして、3周くらいクリアで走行できるタイミングがあった。そこで『ヨシッ!』と思ったね。その後、ちょうどピットインするタイミングくらいの130Rで急に無線が入ってきた。130Rあたりは無線が聞き取りづらい場所で『なにを言っているのかな?』と思って、シケインでもう一回僕の方から無線を入れたら、チームが『セーフティカーが出るかもしれないからピットに入れ!』ということ言っていた」

「それでギリギリのところでピットインをした。その後は、クルマから降りたら正直みんなすごい喜んでいて、『なんでそんな喜んでいるんだ?』ということを思ったね(笑)。もしかしたらギリギリのところで僕がピットに入れて、レースが台無しにならなかったことに対する喜びなのかなとも思ったけれど、その後にモニターを見たらトップになっていて『あれ、どういうこと!?』と。いや~凄かったね(笑)」

「セーフティカーが出るか出ないかというのは、僕がピットに入ったタイミングではまだチームもわからなかったので、ピットに入ったときには『まだセーフティカー出ないで』と祈っていて、僕がピットに入ったタイミングではまだセーフだった。その後に(松田)次生選手がピットから出ていったときには、ピット出口の信号が赤にならないように祈っていて、それも無事に通過したときは『やったー!』という感じだった」

「この鈴鹿に来る前にドライバーも含めて、チーム側も準備をしてきた。今回の鈴鹿は、ランキング上位のマシンがかなり重いハンディを課されるので、僕たちが優勝すれば一気に差を縮められるという気持ちで鈴鹿に入った。まさか狙い通りの展開と結果になってくれて、2ポイント差のランキング3位になることができた。もてぎからはウエイトハンデが軽くなって、実力で前にいかないといけないから簡単ではないけれど、まずはこの優勝のおかげで、チームのモチベーションが上がるし、良いクルマをもてぎと富士でも用意してくれる思うから、最後まで勝負をしたい」

「この鈴鹿で優勝することができて嬉しいけれど、火曜日辺りからは気持ちを切り替えて、もてぎに向けてしっかりと準備をしたいね。もてぎは比較的、毎年僕らが得意なサーキットだし、チャンピオンよりも、まずはもてぎでも優勝を獲りにいくという気持ちでしっかりと準備をしたい。もてぎでも沢山のファンが応援に来てくれると思うから、なるべく上位を目指して頑張っていくよ」

2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
2020年スーパーGT第6戦鈴鹿 ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)

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