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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.11.12 16:02
更新日: 2016.11.12 20:58

スーパーGTもてぎ土曜決勝:また出た近藤マジック! 最後は柳田が0.2秒差で逃げ切り涙の今季2勝目

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スーパーGT | スーパーGTもてぎ土曜決勝:また出た近藤マジック! 最後は柳田が0.2秒差で逃げ切り涙の今季2勝目

 スーパーGTの第3戦決勝がツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスはフォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rがタイヤ無交換参戦が奏功し、今季2勝目を挙げた。

 このシリーズ第3戦は本来オートポリスで開催予定だったが、4月に起きた熊本地震の影響で中止したため、その代替で「熊本地震復興支援大会」として、土曜日に決勝が組み込まれることになった。

 午前中の予選ではハーフウエットの路面での予選となったが、そこから秋とは思えないほどの強い日差しが照りつけ、気温22度、路面温度は26度まで上昇。今週末では初めてとなるドライコンディションの中で、レースが始まった。

 スタートではポールポジションのDENSO KOBELCO SARD RC Fの平手晃平が好ダッシュを決めてトップで1コーナーへ。2番手にはau TOM’S RC Fの伊藤大輔が上がり、レクサス勢はワンツー体制になる。

 平手は早い段階からペースを上げ後続とのリードを広げに行ったが、3周目のファーストアンダーブリッジでマッハ車検 MC86が接触によるスピンのようでコース上で停車。また、同じタイミングでセカンドアンダーブリッジではARTA BMW M6 GT3が大クラッシュ。これによりセーフティカーが導入された。特にARTA BMWはフロント部分が大破していたが、ドライブしていた高木真一は自力でマシンを降り無事だった。

 マシン回収、コース清掃等が終わり8周目からレースが再開。引き続き逃げようとする平手に伊藤が食らいつき、接近戦でのトップ争いを展開。その後方ではRAYBRIG NSX CONCEPT-GTの山本尚貴を先頭とした4番手争いが激化。タイヤのピックアップのトラブルか、思うようにペースが上がらない山本に対しWeds Sport ADVAN RC Fの関口雄飛が果敢に攻め込んでいき、何度か横に並びかけるが、山本も冷静に抑え込みポジションを死守した。

 レースの3分の1にあたる18周が過ぎると、各チームが続々とピットイン。トップ争いの2台はau RC Fが先に20周を終えたところで先にピットイン。ニック・キャシディに交替する。これを見て合わせるようにDENSO RC Fも翌周にピットイン。ヘイキ・コバライネンが乗り込みコースに復帰するが、わずかの差でau RC Fが先に1コーナーを通過し逆転に成功する。

 中盤の折り返しを過ぎて、ほとんどのマシンがピット作業を済ませるが、フォーラムエンジニアリングADVAN GT-RとWeds Sport ADVAN RC Fの2台のみがピットに入らず周回を重ねていく。29周を終えたところで、Weds RC Fの関口雄飛がピットイン。国本雄資に交替するが、タイヤ無交換作戦を敢行した。


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