27日、富士スピードウェイでトヨタのファン感謝イベント『TOYOTA GAZOO Racing Festival 2016(TGRF)』が開催された。朝方は濃霧に覆われ、一時は雲の切れ間も見えたものの、昼過ぎから雨が降り出すと、だんだんと雨あしが強まる悪天候にもかかわらず、今年も4万人ものモータースポーツファン、トヨタ/レクサスファンが集まった。
朝から多くのファンが詰めかけるなか、オープニングセレモニーに向けホームストレート上に整列したトヨタ/レクサスマシンの間を駆け抜けるようにして、国内初お披露目となるトヨタ・ヤリスWRCカーが登場。マシンからトミ・マキネンとトヨタ自動車の豊田章男社長が姿を現すと大きな歓声があがる。その後、全ドライバーがホームストレートに集合すると、豊田氏が開会宣言を行う。
「2日前には雪が降り、そして今日もこのような天候のなか本当に多くの方にご来場いただきました。ありがとうございます」と豊田氏。
「この“祭り”を楽しみにしている方のために、2日前の雪には本当に多くの方に一生懸命対処していただきました」
「そしてまた皆さんに、またここへ足を運んでいただけました。モータースポーツがこの日本で少しずつ光り輝き出したと思います。今後も一生懸命やってまいりますので、ぜひとも応援よろしくお願いいたします」と語ると、イベントが幕を開けた。