さらに今回の発表では注目の記述があった。ニッサン/ニスモでは、競争が激化するGT3マーケットでの大幅な戦闘力向上を目指し、ニッサンGT-RニスモGT3のエボリューション車両の開発着手を明らかにした。開発ドライバーは、今季スーパーGT300クラスでアウディを駆ることが決定している柳田真孝と、ニスモアンバサダーも務めてきたミハエル・クルムが加わる。
「今年はグローバルなカスタマーレーシングプログラムを強化していきます。世界各国で戦うニッサンGT-RニスモGT3の技術支援と並行して、エボリューション車の開発にも取り組みます」と語るのはニスモの片桐隆夫CEO。
「欧州メーカーや新たに投入されてくるライバル勢など、数あるGT3車両のなかからGT-Rを選んでいただけるよう、戦闘力の高い車両といたしますので、こちらもご期待ください」
ニッサン/ニスモ カスタマーレーシングプログラム活動概要
●ブランパンGTシリーズ エンデュランスカップ
Team RJN NISSAN
監督:ボブ・ネヴィル
クラス:プロ
ドライバー:千代勝正/アレックス・バンコム/ルーカス・オルドネス
タイヤ:ピレリ
●スーパーGT300クラス
NDDP RACING
ゼッケン:3
監督:長谷見昌弘
ドライバー:星野一樹/高星明誠
車名:B-MAX NDDP GT-R
タイヤ:ヨコハマ
●スーパー耐久
クラス:ST-X
ゼッケン:1
チーム:KONDO Racing
監督:近藤真彦
ドライバー:藤井誠暢/TBA
車名:スリーボンド日産自動車大学校GT-R