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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.03.17 19:22
更新日: 2017.03.17 19:25

2017年からスーツを着込み、NSXでサーキットへ。塚越広大の“新たなる思い”

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スーパーGT | 2017年からスーツを着込み、NSXでサーキットへ。塚越広大の“新たなる思い”

 スーパーGT、スーパーフォーミュラで活躍するレーシングドライバー、塚越広大。そのアグレッシブな走りに魅了されるファンは多いが、今年彼は、ある“決まりごと”を作った。30歳となった塚越が決めたのは『サーキットへの移動にスーツで来る』ということだ。

「今シーズン、スーツで移動します。気持ちを引き締めていきたいと思います」

 2月23日、塚越は自身のTwitterアカウント(@koudai1120)にこうツイートした。ほとんどのレーシングドライバーはふだん自宅からサーキットへの移動のときは私服がふつう。サーキットに到着してからはスポンサーロゴ等がついたチームウェアを着用し、いざレーシングカーに乗り込むときにレーシングスーツを着る。

 しかし、今シーズンから塚越は移動時にスーツを着用することにしたのだ。“スーツは男の仕事服”とは言うが、決して楽な服装ではない。いったいなぜ、わざわざ塚越はスーツを着用することにしたのか。スーパーGTの公式テストが開催される岡山国際サーキットに、ネイビーのスーツをビシっと着込み登場した本人に、直接聞いてみることにした。

■「もっとプロ意識をもっていこう」塚越の思い

「もともとREAL RACINGを応援してくださっている方が、ずっとそのことを言っていたんです。『スポーツ選手としてスーツで移動しないか』と。最初は正直、意図がそれほど分からなかったです。僕たちはスーツも着慣れていないですし、過ごしやすいものではないですから」と塚越は言う。

 プロ野球やサッカーでも、その他のスポーツでも、多くのプロのアスリートはスーツを着用して遠方の試合会場に移動することが多い。「応援してくださっている方」が言っていたのはそのことだが、最初は「意図が分からなかった」塚越のなかで、自らが考えていた思いが繋がっていった。

「自分も30歳になって若手でもないですし、ガムシャラにレースをやって結果を残すだけの選手から、自分がもっとプロとしてモータースポーツに対して、少しでも良くしていきたい、変えていくために何かしたいという立場になっている思いがありました」


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