レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.07.01 11:30
更新日: 2019.07.01 12:14

LEXUS GAZOO Racing 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | LEXUS GAZOO Racing 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

SUPER GT 第4戦
Chang SUPER GT RACE

LEXUS LC500がタイラウンドで表彰台独占!
大嶋/山下組がポール・トゥ・ウインでチームに6年ぶりの勝利をもたらす

 スーパーGT唯一の海外遠征戦となる第4戦がタイ・ブリーラムで行われ、大嶋和也/山下健太組 WAKO’S 4CR LC500 6号車がポール・トゥ・ウインで今季初勝利。平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S LC500 37号車が2位、国本雄資/坪井翔組 WedsSport ADVAN LC500 19号車が3位で続き、LEXUS LC500は酷暑のタイ戦で表彰台を独占しました。

2019スーパーGT第4戦タイ 表彰台2019スーパーGT第4戦タイ 表彰台
2019スーパーGT第4戦タイ 表彰台

 スーパーGT第4戦『Chang SUPER GT RACE』が6月29日(土)、30日(日)の両日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開催されました。

 国内で最高の人気を誇るモータースポーツ、スーパーGTは近年海外からの注目度も高まっています。そんなスーパーGTで近年唯一の海外遠征戦として行われているのがタイラウンド。今年て6回目の開催となりますが、レクサス勢は過去5戦中4勝を挙げる強さをみせています。

 年間8戦で行われているスーパーGTの前半戦を締めくくる今大会、猛暑のなか、ドライバーだけでなくクルマやタイヤ、メカニックにも負担の大きいタイラウンドを制するのはどのチームか、注目の1戦となりました。

予選

 29日(土)は朝から薄曇りで、雨も降らず、例年のタイラウンドほど暑さの厳しくないコンディションとなりました。それでも午後3時には日差しも顔を出し、強い風の吹くなか、気温33度、路面温度40度でノックアウト方式の予選が開始されました。

 GT500クラスのQ1(15分)は、いつもの通り残り9分を切って各車コースイン。タイヤを暖め、セッション終了へ向け次々にタイムが塗り替えられていきました。

 レクサス勢では関口雄飛がアタックしたau TOM’S LC500 36号車が最上位の3番手タイム。ルーキーの坪井翔が好走を見せ、WedsSport ADVAN LC500 19号車が5番手。平川亮のKeePer TOM’S LC500 37号車が6番手、大嶋和也のWAKO’S 4CR LC500 6号車が8番手でLEXUS LC500は4台がQ2進出を果たしました。

 早めのアタックでタイムを出していたヘイキ・コバライネンのDENSO KOBELCO SARD LC500 39号車は後半タイムが伸ばせず、僅差の11番手。ポイントリーダーで唯一燃料リストリクター制限を含む重いウエイトハンデに苦しむZENT CERUMO LC500 38号車はスピンを喫するなどタイムを伸ばせず15番手となりました。

 10分間のQ2も残り7分程で各車コースイン。当初は36号車中嶋一貴と37号車ニック・キャシディによるトムス同士が上位につけていましたが、これを国本雄資の19号車がコンマ1秒上回りトップへ。

 これでポールポジションは決まりかと思われましたが、最後に6号車の山下健太がこれまでのコースレコードを塗り替え、国本のタイムを0.09秒上回るスーパーラップで、自身初、チームルマンにとっても2016年SUGO大会以来となるポールポジションを獲得しました。19号車が2番手、36号車が4番手、37号車が5番手グリッドから決勝レースに臨むこととなりました。

 GT300クラスでは、宮田莉朋がアタックを担当したSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が計測5周目に好タイムをマーク。その後、ライバル勢もタイムを伸ばしてきましたが、60号車は7番手でQ2進出。

また、ここまでの3戦で2勝を挙げ、ランキング首位につけるK-tunes RC F GT3 96号車は、阪口晴南が若さ溢れる走りで、クラス最大の60kgのハンデを科されながらもぎりぎり16番手でQ1突破を果たしました。

 地元タイのチームで、午前中の公式練習セッションでは5番手タイムをマークするなど期待されたarto RC F GT3 35号車は、11番手あたりから12台がコンマ3秒ほどの間に入るほどの僅差の争いのなかで惜しくも届かず22番手。TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が19番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車は23番手となりました。

arto RC F GT3(ナタポン・ホートンカム/ ショーン・ウォーキンショー)
arto RC F GT3(ナタポン・ホートンカム/
ショーン・ウォーキンショー)

 Q2では60号車が12番手、96号車は15番手グリッドを獲得しました。


関連のニュース