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国内レース他 ニュース

投稿日: 2020.09.10 18:30
更新日: 2020.09.10 18:58

三浦 愛選手がMINIのワンメイクレース『MINI CHALLENGE JAPAN』に参戦

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国内レース他 | 三浦 愛選手がMINIのワンメイクレース『MINI CHALLENGE JAPAN』に参戦

 MINIによる本格的なワンメイクレース『MINI CHALLENGE JAPAN(MCJP)2020 Round.1』が2020年8月2日(日)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて開催された。

 MINI CHALLENGE JAPAN(MCJP)2020 Round.1は5月23〜24日に予定されていたが、延期となり、7月12日(日)にツインリンクもてぎで開催されたRound.2(第3戦/第4戦)の3週間後の8月2日(日)にスケジュールが変更されたという背景がある。

 1デイ2レース、決勝レース#2はリバースグリッド方式を採用。従来のJCWクラスに加えて、Nゼロ規定に則ったCooper Sクラスが設けられ、2クラスの混走となるなど、レースフォーマットに変更はなく、第3戦(決勝レース#1)と第4戦(決勝レース#2)が行われた。

エントリーは以下の通り。

■【JCW クラス】

#2 後藤比東至選手(EX-FORM RACING TEAM)
#7 為谷勝太選手(ダイワグループ)
#9 三浦 愛選手(IDI RACING)
#10 勝亦勇雅選手(IDI RACING)
#17 鈴木建自選手(バースレーシングプロジェクト【BRP】)
#19 松本武士選手(バースレーシングプロジェクト【BRP】)
#22 吉田淳一選手(EX-FORM RACING TEAM)

■【Cooper S クラス】

#3 木村英樹選手(WAVESPEED)
#6 伊藤聡夫選手(CLUB PAZZO ARIIX RACING)
#11 笹 瑞穂選手(IDI RACING)
#27 諏佐憲二選手(adidas motorsport a-uint)
#70 増田直人選手(エムズファクトリー)
#77 永井隆太郎選手(ガレージピットハウス)
#99 山本 賢選手(トータルカーショップK)
#337 瀧井厚志選手(D.D.R)

 参加車両は、開幕戦よりもJCWクラスが1台、Cooper Sクラスが2台増え、しかも5名のドライバーがMCJPに初参戦となった。

 フレッシュなドライバーの戦いぶりがレース結果を左右しそうだが、なかでも大きな注目を集めたのが三浦 愛選手だ。

 今回はスポット参戦だったものの、三浦 愛選手は6シーズン連続で全日本F3選手権を戦ってきた強者だ。

 練習走行でも調子の良さそうな走りを見せ、TCRジャパンシリーズの王者、松本武士選手をはじめとした強豪が揃うJCW クラスにおいても、台風の目となることは間違いない。

 予選レースで、温まりにくいリヤタイヤの対策として一度ピットに戻り、前後タイヤを入れ替えて再スタートした三浦選手は、3周目に1分59秒999をマークし、4番手のタイムにつけた。

 ポールポジションは、松本武士選手が1分57秒841で獲得した。

 そして第3戦(決勝レース#1)では、素晴らしいダッシュを見せた後藤選手がポールポジションの松本選手をかわしトップに躍り出たものの、すぐに松本選手が抜き返し、その後は松本選手が安定した速さを披露して、レースを主導した。

 三浦選手は7周目に3位に浮上し、最終周にはスリップストリームを使って2位の後藤選手の前へ出られるかというところまで近づくが、惜しくも差しきることはできず3位でフィニッシュした。

 続く第4戦(決勝レース#2)は“リバースグリッド”を採用し、決勝レース#1の1位から4位が“逆さま”にグリッドにつくため、三浦選手は2番手からのスタートとなった。

 ところが、ポールポジションの勝亦選手がマシントラブルでピットスタートとなり、三浦選手が先頭でTGRコーナーに飛び込む。その後トップグループは大接戦となるが、GRコーナーで松本選手がトップを奪取。そのまま逃げ切り、三浦選手は2位という結果となった。

 第3戦で3位、第4戦で2位となった三浦 愛選手は「ハコ車でのレース経験はほとんどないのですが、それ以上に前輪駆動のレーシングマシンというのがとても新鮮でした」とコメント。

「慣れるのに少し苦労しましたが、MINIのワンメイク専用に開発されたチャレンジカーはとても面白いマシンだと思います」

「今回はFFということもあってリヤタイヤをうまく温めきれなかったりと、タイヤマネージメントがうまくいかなかったのは少し残念です。けれど、決勝レース#2では松本選手とクリーンなバトルができましたし、後半は同じようなタイムで走ることができたので、今の自分の力は出し切れたと思います」

「2020年は、“KYOJO CUP”などにも出場していますが、もしまた機会をいただければ、MCJPにも出場したいです」と語る。

 今後、三浦選手がMCJPで活躍する姿に期待したい。

 第3戦/第4戦の結果は以下の通り。

■<第3戦>

■【JCW クラス】

優勝:#19 松本武士選手
2位:#2 後藤比東至選手
3位:#9 三浦 愛選手

■【Cooper S クラス】

優勝:#6 伊藤聡夫選手
2位:#27 諏佐憲二選手
3位:#337 瀧井厚志選手

■<第4戦>

■【JCW クラス】

優勝:#19 松本武士選手
2位:#9 三浦 愛選手
3位:#2 後藤比東至選手

■【Cooper S クラス】

優勝:#6 伊藤聡夫選手
2位:#337 瀧井厚志選手
3位:#99 山本 賢選手

 MINI CHALLENGE JAPAN.2020は、Round.3を8月23日(日)にスポーツランドSUGOサーキットで終え、今後のスケジュールはRound.4を10月18日(日)に岡山国際サーキット、Round.5を12月13日(日)に富士スピードウェイで開催予定。2ラウンドを残し、全5ラウンド、全10戦でチャンピオンシップが争われる。

 なお、次戦のRound.4 岡⼭国際サーキットより、⼤会観戦客の動員を開始することが決定した。
これまでの無観客で⾏ってきた、新様式でのモータースポーツ⼤会開催における新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌の対策が確⽴していることなどを考慮した総合的な判断となる。

MINI CHALLENGE JAPAN 公式レポート
https://minichallenge.jp


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