ドルナスポーツ、国際モーターサイクルスポーツリズム連盟(FIM)、国際ロードレーシングチーム協会(IRTA)、モータースポーツ製造者協会(MSMA)のメンバーによって構成されるグランプリコミッションは、3月25日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで会合を持ち、レギュレーションに関する以下のような決定を3月29日付けで発表した。
発表された決定は以下のとおり。
【テクニカルレギュレーション】
■Moto2クラスとMoto3クラスのマシン構成素材について(即時実行)
Moto2クラスとMoto3クラスのマシンを構成するパーツの素材について、チタン素材のパーツの使用禁止がシャーシ全体に拡大され、スイングアーム、サスペンション、ハンドルバー、スイングアームスピンドル、ホイールスピンドルのチタン素材使用が禁止された。ホイールスピンドルは軽合金の使用も禁止される。
【スポーティングレギュレーション】
■ピットレーンの安全性について(即時実行)
従来はMotoGPクラスの決勝フラッグ・トウ・フラッグ時とQP1とQP2セッションで、ピットレーンに出て作業できるチームスタッフの人数は4名(ヘルメット装着の義務)とアナウンスされていたが、チームからの提案により、QP1とQP2セッションでは最大6名まで作業できることになった。
作業を担当するスタッフはヘルメットの着用しなければならない。なお、決勝フラッグ・トウ・フラッグ時の人数は4名で変更ない。
【懲戒規則】
■ペナルティポイント(即時実行)
現在、FIM MotoGPスチュワードが多くのペナルティオプションを持っていることを考慮すると、ペナルティポイントは必要ではなくなった。このためグランプリのペナルティポイントはペナルティのリストから除外される。