ホンダ、MotoGP引退のアレイシ・エスパルガロをテストライダーとして起用。2025年はブラドルとRC213Vを開発

　7月2日、ホンダ・レーシング・コーポレーション（HRC）は、今季限りでMotoGPの現役ライダーを引退するアレイシ・エスパルガロと契約を締結して、2025年にテストライダーとして起用することを発表した。

　スペイン出身で現在34歳のエスパルガロは、2004年にロードレース世界選手権の最終戦で125ccクラスのデビューを果たした。そして、2006年の途中から250ccに昇格して、2009年の途中からMotoGPクラスに代役で最高峰クラスの経験をした。

　MotoGPクラスでレギュラー参戦をはじめてからは、CRTで活躍して、2015～2016年はスズキ、2017年からはアプリリアに移籍して表彰台や優勝を飾っている。そんな彼は2024年の第6戦カタルーニャGPで今シーズン終了時に現役を引退することを発表した。

　引退後の活動については明かされていなかったが、今回、2025年からホンダ（HRC）のテストライダーに就任して、ステファン・ブラドルとともにMotoGPマシンであるホンダRC213Vの開発を行うことが決定した。

　HRCのプレスリリースではMotoGPマシンの開発のみに言及されていたが、スーパーバイク世界選手権（WorldSBK）のマシン開発や鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦も期待ができるかもしれない。