【鈴鹿8耐】HRCとYARTがハイペースを維持、差は縮まらず勝負の終盤戦へ ／6時間途中経過

　7月21日、三重県の鈴鹿サーキットで『2024 FIM世界耐久選手権（EWC）第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』の決勝レースは6時間が経過し、Team HRC with Japan Post（高橋巧／ヨハン・ザルコ／名越哲平）が変わらずトップを走行している。

　依然トップ勢の様相に変化はない。トップのTeam HRC with Japan Postと2番手のYART – YAMAHAは各ライダー2回ずつ走行を終え、それぞれスタートライダーの高橋巧、ニッコロ・カネパが3度目の走行に入った。この2チームの差は6時間経過時点で36秒。また、ピットインのタイミングはTeam HRC with Japan PostがYART – YAMAHAより9周遅い。HRCはこのまま引っ張ってピットイン回数を減らす作戦だろうか。

　3番手はヨシムラSERT Motul、4番手はDUCATI Team KAGAYAMA。6時間経過時点ではヨシムラSERT Motulがまだ6回目のピットインを行なっていない状態であるため、純粋なオーダーだとDUCATI Team KAGAYAMAが3番手。だが、ヨシムラSERT Motulはトップレベルの燃費で走行しているため、終盤での逆転のチャンスを残している。

F.C.C. TSR Honda Franceは転倒、ストップ&ゴーのペナルティに次ぎ、5時間12分を経過した時点でマシントラブルにより緊急ピットイン。約11分のピット作業ののちコースに復帰したが、15番手から28番手にまで順位を大きく落とした。

　SSTクラスのトップ3もオーダーに変化はなく、トップはTONE RT SYNCEDGE 4413 BMW、そこにTaira Promote Racing、Team Étoileと続く。

■2024鈴鹿8時間耐久ロードレース　決勝6時間経過順位（編集部集計）