小椋藍が語るアプリリアからのMotoGP「ホンダで昇格できていればベストでした。それが僕の決断です」
8月15日、小椋藍が2025年からトラックハウス・レーシングでMotoGPクラスに昇格することが発表された。2024年MotoGP第11戦オーストリアGPの木曜日プレスカンファレンスには、小椋が早速登壇して質問に答えた。
ドルナスポーツが『Road to MotoGP』のプログラムとして、2014年に設立したアジア・タレント・カップの出身ライダーとして初のMotoGPライダーとなった小椋。MotoGPクラスに変更された2002年以降に日本人のフル参戦ライダーとしては13人目となり、アプリリア機に乗るのは原田哲也(1999年/2000年)と芳賀紀行(2003年)以来3人目となる。
小椋はMotoGPへのステップアップの意気込みや経緯を語った後、アジア・タレント・カップのこと、ホンダ育成ライダーからアプリリアへ移ることについての気持ちなどを答えた。
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Q:MotoGPでトラックハウス・レーシングに所属する気持ちはどのようなものですか?
小椋藍:本当に特別なことです。ようやくこのステップを踏むことができて本当に嬉しいです。MotoGPは自分が達成できる最高の舞台であり、それ以上はありません。だから最後のステップを踏むことができて本当に嬉しいし、今はそこで自分が何ができるかを見ることが待ちきれません。
Q:アプリリアでのチャンレンジはどれくらいエキサイティングですか?
小椋藍:MotoGPについては、わからないことばかりだけど、チームもバイクもすごく競争力があるみたいだし、来年に向けては正しい位置にいると思うし、チームには感謝してもしきれません。
Q:アジア・タレント・カップからMotoGPに進んだ最初のライダーになりますが、昔の自分になんと言いたいですか?
小椋藍:自分自身に祝福したいし、信じられません。すべてはアジア・タレント・カップから始まりました。僕はアジア・タレント・カップの何人かの選手と今も一緒に仕事をしていますし、このプロジェクトに関わった全員に感謝してもしきれません。みんな本当にいい人たちばかりだし、このカップで競い合った後にMotoGPに出場できることになり本当にうれしいです。
Q:ホンダに所属していたライダーが、トラックハウス(アプリリア)から出場することになった気持ちを教えてください。
小椋藍:もちろん、これについては完全に満足しているわけではありません。ホンダでMotoGPにステップアップできていれば、もちろんそれがベストでした。でも同時に、自分の将来や状況について考えなければならないので、それが僕の決断です。