22日、鈴鹿サーキットで行われた全日本ロードレース選手権第2戦、JSB1000クラスの公式予選を終え、予選トップ3ライダーがセッションを振り返り、決勝への展望を語った。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM):予選ポールポジション
レギュレーションで今年からタイヤが17インチになりました。17インチでの走行実績が少なかったので、昨日の転倒は限界を見つけるべく攻めた結果です。
何よりも35周で誰が一番になるかが大切。そのためのフリー走行と予選になりました。ただ、これまでしっかりしたロングランができておらず、アベレージも未知数です。
各メーカーから新型マシンが出てきて、高橋選手も調子よく走っています。アベレージでは高橋(巧)選手と僕が一歩抜けているので、マッチレースになるんじゃないかと思っています。
もちろんプレッシャーを感じていますが、やっとそれを感じてレースができるなと、わくわくしています。去年のように楽には勝てないと思いますが、いいバトルができるのがうれしいです。でも自分がこれまでのチャンピオン、自信を持ってレースに挑みたいです。
■高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda):予選2番手
新型マシンのシェイクダウンは3月末に鈴鹿で行ないました。まだ煮詰まっておらず、いろいろ試してはいますが分からないことだらけです。
試しては勉強するという感じで、今日も気持ちよくは走れませんでした。中須賀選手は2分5秒台のタイムを出してくると思っていたので、自分もいろいろ試したのですが、思ったように仕上げられずに不発な感じはあります。
まだ自分が乗りやすい、まとまった状態に仕上げられてないのが現状です。明日の朝フリーでもう少し試して、決勝に向けて勝負できるように仕上げたいです。
精いっぱい走り、勉強しながらレースに向けてやっていきたいです。
■藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM):予選3番手
自分としてはうまい感じで走れましたが、トップとのタイム差があったので、それをどう埋めるか、ひとつひとつ課題ができました。
4番手とタイム差もないので、レースはバトルになると思っています。最後は決勝がすべてですから、そこで結果を残せるように頑張ります。
去年までのチームメイトである野佐根(航汰)選手はEWCもありハードスケジュールで、自分の方がテストできたので上にいるだけです。
チーム3年目で、1年目のときよりも焦らず、ひとつずつやってタイムも安定してきました。明日の朝フリーを使って、少しでもトップについていけるようにやっていきたいです。