MotoGPクラスに参戦して最初の5レースのうち3レースでポイントを獲得したKTMの記録は、予想していたことではなかったとブラッドリー・スミスは語った。
オーストリアのバイクメーカーであるKTMは、2017年から6番目のマニュファクチャラーとなったが、ポイント獲得は難しいだろうとスミスは予測していた。
しかしポル・エスパルガロとスミスの両ライダーは第2戦アルゼンチンGPでそれぞれ14位と15位、第5戦フランスGPでは12位と13位でフィニッシュしてポイントを獲得した。
スミスは第4戦スペインGPでも2ポイントを獲得しており、シーズン最初の5戦のうち3戦でのポイント獲得は狙っていなかったと質問に答え、次のように語った。
「結果を出すにはもう少しかかるだろうと思っていた」とスミス。
「今年のこのクラスはとても競争が激しい。参戦しているサテライトチームのすべてのマシンがとてつもなく素晴らしい仕事をしているんだ」
「(ヨハン・)ザルコが上位にいるのを見たし、フランスGPでは(ダニロ・)ペトルッチや(スコット・)レディング、それに(ジョナス・)フォルガーも上位にいた」
「そうしたマシンすべてが、今シーズンとても競争力が高くなっている。最高峰クラスに参入して彼らにかなり近づいているということは、僕たちはすでに良いスピードを見せていると思う」
「僕たちがセッション中、定期的にドゥカティやホンダのサテライト勢やアプリリアより上位で走っているというのはいいことだね」
ポイント獲得は消耗戦も助けになってきたが、スミスはオースティンでの第2戦アメリカGPでエスパルガロのクラッチトラブルを除けば、KTMがこれまでに達成してきた功績に高い信頼性が加わると信じている。
「彼らは素晴らしい仕事をしている。現時点で、うまくいけば信頼性はマシン特有の強みになるよ」
「僕たちはセッションごと、レースごとにコースへ出ていってフィニッシュする。それがこれからも長く続くことを祈っている」