全日本ロードレース選手権第4戦、JSB1000クラスの公式予選がツインリンクもてぎで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がポールポジションを獲得した。
新たな予選方式が採用された全日本第4戦もてぎJSB1000クラスの予選。35分の計時アタックで行なわれるQ1で上位10台が次のセッションへの参戦権利を与えられる。
上位3台は予選シード権を与えられてQ2なしにQ3に進出。4位から10位の7人が争うQ2では1周ごとに最下位一人がノックアウトされて残り3台になる4周を周回。Q2で勝ち残った3台とQ1でシード権を得た3台、計6台でのQ3はやはり周回ごとに1台ずつが落とされるノックアウト方式だ。
まずはQ1。開始10分程度で秋吉耕佑(au&テルル・Kohara RT)、中冨伸一(HiTMAN RC甲子園ヤマハ)と上位ライダーが相次いで転倒。さらに続いて中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が転倒という大波乱。その時点で中須賀は唯一の1分48秒台となる1分48秒810でリーダーボードのトップに立っていたが、すぐにピットに戻ってTカーに乗り換える。
結局、中須賀以外に1分48秒台をマークする者はなく、そのまま中須賀がトップのままQ1が終了。野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)と共にQ2を飛ばしてQ3への進出が決定。津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)、渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)、藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)、山口辰也(TOHO Racing)、濱原颯道(ヨシムラスズキMOTUL)、清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)の7人がQ2で三つの席を争うことになった。
Q2が開始。濱原、山口、藤田の順でノックアウト。最後は渡辺が最下位。津田、清成、高橋裕紀がQ3進出となった。
トップ6によるハイレベルなQ3。まずは高橋裕紀がノックアウト。2周目は津田がノックアウト。3周目は津田にラインをふさがれる形になった清成がノックアウト。これで残りの3台がフロントロウに決定。4周目には高橋巧と野左根が決勝レースを思わせるバトルを見せ、高橋巧がノックアウト。最後はヤマハファクトリーのふたりでの争いに。これを中須賀が制してポールポジション獲得となった。
以下、予選順位結果。