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MotoGP ニュース

投稿日: 2017.06.30 06:00
更新日: 2017.06.29 20:45

MotoGP:イギリスのサーキット・オブ・ウェールズ、政府が融資申請を却下し計画続行に暗雲

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MotoGP | MotoGP:イギリスのサーキット・オブ・ウェールズ、政府が融資申請を却下し計画続行に暗雲

 MotoGPのイギリスGP開催候補地であるサーキット・オブ・ウェールズの建設プロジェクトは、ウェールズ政府が必要な金融保証を行わないと決めたことで、計画続行に向けて大きな痛手を負った。

 ウェールズ経済産業省のケン・スケーツ官房長官が火曜日の朝に文書で出した声明によれば、ウェールズ政府は4億3300万ポンド(約619億円)に上るプロジェクトを率いる開発業者が4月に提出した申請を却下することを確認した。

 この申請は、政府に「(主たるプロジェクト支援元である)アビバ・インベスターズ社による2.1億ポンド(約300億円)の貸し付けへの保証」を要請する内容だった。

 申請が出されて以降、政府はブラナイ・グエント州エブブ・ベールで計画されているこのプロジェクトによってどれだけ多くの雇用が生まれ、地域経済にどれだけの付加価値がもたらされるかについて評価を進めてきた。

 サーキット・オブ・ウェールズが申請時に十分な情報を提供しなかったため、当初は評価のプロセスが遅れていたが、ようやく完了したことをうけて、スケーツ官房長官は「現行提案による財政へのインパクトが大きすぎると考えられる」と語った。

 スケーツは、6000人の新規雇用が生まれるとした申請内容は「かなり過大に見積もられている」と付け加え、さらに2024年時点でフルタイムの直接雇用は「100を少し超える程度のポジションしかない」ことが予想されるとした。

 ただしその雇用数は、サーキットの開発と建設のそれぞれで、さらに500ずつ増える可能性はあるという。

 サーキット・オブ・ウェールズによる提案は、民間セクターからの融資額がプロジェクト全体の50%以上を占めるべき、という昨年夏にスケーツが定めた基準は満たしていた。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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