MotoGP第9戦ドイツGPの開幕前に、チーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスが意気込みを語った。
■アンドレア・イアンノーネ(MotoGPクラスランキング15位)
シーズン中盤に入っても苦戦が続いているアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。ここまでのベストリザルトがアメリカズGPの7位。ヨーロッパラウンドに入っても、トップ10前後を争う結果となっている。
開幕戦カタールでは予選2位を獲得し、決勝でも転倒リタイアに終わるまでトップ争いに加わっていたことから、歯車がかみ合えば、その速さを発揮するはず。ザクセンリンクではMoto2時代の2010年に2位表彰台を獲得。MotoGPクラスでは2013年より3年連続で5位に入賞している。
「ザクセンリンクはタイトで独特なコースだ。いくつかの理由でレーシングカートコースのようにも見えるが、たぶんそれには違和感がある。新舗装はだれにとっても初めてなので、金曜日の走行序盤でグリップがどうなのかを確認したい」
「ドイツGPに向けてはポジティブだ。僕たちは懸命に働いているし、アッセンで重要な兆候を見つけることができた。これらは次のレースだけでなく、サマーブレイク中の開発にも役立つと思う」
■アレックス・リンス(MotoGPクラスランキング21位)
アメリカズGPでの負傷から5戦を欠場し、前戦オランダGPで復帰したアレックス・リンス(スズキ)。ケガからの回復は問題ないが、MotoGPルーキーとしてはこの欠場は経験値を積むにあたって非常に困難な状況となった。
ザクセンリンクではMoto3時代の2013年に1勝を記録、Moto2時代にも2015年に3位表彰台を獲得している。
「アッセンのウイークは腕が完全に回復したことを確認でき、とてもポジティブだった。レース距離を走って何の問題もなく、これはドイツGPに向けてもいい感触を与える。レースがしたいし、開発プログラムを続けたいので、インターバルなしにレースが続くことはいいこと」
「ザクセンリンクは僕にとって相性のいいコース。MotoGPマシンでの経験はないが、いい思い出がある。マシンに対してもっと自信を持つ必要があり、できる限り多くの周回をこなし、ライディングスキルを磨くことが重要だと思う」