鈴鹿8時間耐久ロードレースは、スタートから7時間が経過した。トップ3の顔ぶれは変わらず順調に周回を重ねる一方、4番手に続くMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダにマシントラブルが発生した。
FIM世界耐久選手権(EWC)のタイトルを争うGMT94ヤマハは8番手を走行していたが、黄旗無視により30秒のストップ&ゴーのペナルティを受けてしまう。
しかし、EWCランキングトップのスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(SERT)とのポイント差は1ポイントで、先にチェッカーを受けた方がEWCタイトル獲得という状況。SERTは3周差の19番手であったのに対しGMT94ヤマハは9番手でレースに復帰したため、事なきを得た。
18時20分。まもなく決勝レース残り1時間となるころ、4番手を走行していたMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダに再びアクシデントが発生。中上貴晶のペースが明らかに遅くなる。
中上がトラブルを抱えながらも何とかマシンをピットまで運ぶと、すばやく作業を終えすぐにジャック・ミラーがコースに復帰。順位を落とすことなく4番手を守った。
続いて5番手を走行していたYARTヤマハにもアクシデントが発生したようで、ピットインするとマシンをガレージに入れる。スプロケットを交換するなどの作業をすぐに終えると、野左根航汰にライダー交代を行ってがレースに復帰した。
7時間を経過した時点での順位は以下の通り。
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