いよいよ最終戦を迎えた全日本ロードレース選手権JSB1000クラス。予選ではヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの2台がレース1、2ともにワン・ツーと強さを見せた。そんななか、チャンピオン争いを展開している津田拓也、高橋巧、渡辺一馬の3人はどうだったのか。
■予選前はフィーリングの悪さに苦戦した津田
現在、155ポイントでランキングトップにつけている津田。木曜日の特別スポーツ走行は2分7秒970で7番手、金曜日のART合同走行は2分7秒552で9番手と2分6秒台に入れられずにいた。
「昨日、一昨日とバイクのフィーリングがまったく良くなく、トラブルじゃないかというくらい悪かったのですが、予選でようやく良くなって、走行1回目を迎えたという感じです」と津田。
「(予選では)攻めれるようになったのですが、(アタックする)タイミングが悪かったり、Q2で違うタイヤを使ったら良くなく、Q1のタイムを越えられなかったです」
「昨日よりは良くなってきたので、レースは明るく迎えられそうです。やっと前向きになってきたという感じです」
第1レース、第2レースともに3列目からのスタートとなった津田「第1レースは8番手、第2レースは9番手スタートと良くはないのですが、そのなかでもやれることは多くあるので、きっちり戦ってチャンピオンを獲りにいきたいです」と初のチャンピオン獲得に向け意気込みを語った。
■予想が裏目に出た高橋巧
ランキングトップの津田と6ポイント差でランキング2番手につける高橋。木曜日の特別スポーツ走行、金曜日のART合同走行ともに総合トップで終えたため、予選前から好調のように見えた。