アプリリアが、11月12日までイタリアのミラノで開催中のEICMA2017(ミラノショー)でファクトリー・ワークス・キットを組み込んだRSV4を出展した。アプリリアのMotoGPマシンであるRS-GPの特徴的なカウルをまとうなどした特別仕様だ。
『ファクトリー・ワークス』は2016年に発表されたプログラム。スーパーバイク世界選手権(SBK)で培ったアプリリアRSV4の技術をフィードバックし、世界トップレベルのチャンピオンシップにおける競争力を高め、また、サーキットで最適なパフォーマンスを発揮するためのものだという。
そのエンジン性能はより引き上げられ、総重量は軽量化、さら空力面での改善が図られた。まずエンジン面では新たなシリンダーヘッド、レーシングエキゾースト、制御ユニットによりエンジンパワーは215馬力に及ぶ。
そして、リチウムイオンバッテリー、新しい燃料タンクなどにより、10kgほどの軽量化を達成。さらに新しいファクトリー・ワークス・キットはアプリリアのMotoGPマシン、RS-GPで開発された空力カウルを装備し、充実したものとなった。
アプリリアはミラノショーで、ほかにベスパなど10台を出展している。