MotoGPのオフィシャルカーを提供しているBMW・M社は、BMW・M・アワードの授賞式を行い、2017年シーズンの予選最速だったマルク・マルケスにBMW M4 CSを贈呈した。
BMW・M・アワードは2003年から始まり、予選の順位でチャンピオンシップポイントと同じく1～15位に25～1ポイントが与えられ、シーズンを通してポイントを一番多く獲得した年間予選最速ライダーに与えられる賞で、副賞としてBMWの自動車が贈呈される。
過去にはバレンティーノ・ロッシやケーシー・ストーナー、ホルヘ・ロレンソ、セテ・ジベルナウ、ニッキー・ヘイデンが授賞した。
マルケスは今シーズンの予選でポールポジションを8回、フロントロウは5回獲得して、2位で257ポイントのマーベリック・ビニャーレスより86ポイント多い343ポイントを獲得し、最高峰クラスに昇格した2013年から5年連続の授賞となった。
授賞式は第18戦バレンシアGPの予選後にバレンシア・サーキットのパドック内で実施。マルケスは、ドルナスポーツのCEOカルメロ・エスペレータとBMW・M社のCEOフランク・ヴァン・ミールからBMW M4 CSが贈呈された。
授賞後マルケスは「最高峰クラスのライダーたちの間では、『BMW・M・アワード』は非常に高く評価されている。5年連続でタイトルを獲得できたことを大変誇りに思うよ」と次のようにコメント。
「BMW・M社は毎年特別なクルマを作るから、このM4 CSの所有者になれたことが本当に嬉しい。5度目のタイトルを獲得したばかりだけど、モチベーションに変わりはない。6度目の授賞が明白な目標だ」
エスペレータCEOは「BMW・M・アワードはMotoGPには重要な部分で今年15回目を迎えた。賞の長い伝統はBMW M社とのパートナーシップが固く、親密であることを証明する。マルク・マルケスがBMW・M・アワード勝ち取ったのは非常に壮大だ。もうひとつのパフォーマンスをお祝いする」とコメント。
ヴァン・ミールCEOは「マルク・マルケスに敬意を表することしかできない。MotoGPの予選最速ライダーとなった2013年から彼はBMW・M・アワードで無敗だ。前回の4台と同じようにBMWの新しいM4 CSで運転する楽しさを体験できることは確かだ。私たちが今日祝っている記念すべき出来事を誇りに思う。シーズン中にMotoGPライダーのパフォーマンスを賞賛することは非常に重要であり、この賞を長年にわたりMotoGPファミリーに賞賛されていることをうれしく思っている」と述べた。
