2018年シーズン全日本ロードレース選手権の暫定エントリーリストが2月8日、MFJスーパーバイク公式ファンサイトで発表された。現段階で全日本最高峰クラスであるJSB1000クラスは、27台がフル参戦エントリーしている。
エントリーリストのなかで注目すべきは、いまだ参戦体制発表を行っていなかったヤマハだろう。ワークスチームであるYAMAHA FACTORY RACING TEAM(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)は中須賀克行、野左根航汰のラインアップに変わりはない。
一方、ヤマハの若手育成を担うユースチームであるYAMALUBE RACING TEAM(ヤマルーブ・レーシング・チーム)は、藤田拓哉に代わって2017年のST600クラスチャンピオン、前田恵助が名を連ねている。
また、スズキのマシンを駆るプライベーター、Team KAGAYAMA(チームカガヤマ)の加賀山就臣は継続参戦。ただ、2017年シーズンに同チームから加賀山就臣とともにJSB1000に参戦していた浦本修充の名前は、このエントリーリストにはない。チームカガヤマは2018年シーズンの体制についていまだ明らかにしていないことから、浦本の去就が気になるところだ。
同じくスズキのマシンを駆るエスパルスドリームレーシングから参戦する生形秀之は、ステップアップ組のひとり。生形は2月7日、チームの公式ホームページで参戦体制発表も行っている。クラス発足時から長らく参戦していたJ-GP2を離れ、「鈴鹿8耐も見据えた、新たなるチャレンジになる」という。スズキGSX-R1000を駆って最高峰クラスに挑む。
すでに報じられているとおり、ホンダのワークスチーム、チームHRCの復活やヨシムラスズキMOTULが渡辺一樹を起用、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaから水野涼がJ-GP2クラスチャンピオンとして乗り込むなど、2018年はトップチームに話題も多い。
大幅に刷新されたレースカレンダーによって年間レース数は13に増えた。2018年シーズンは、これまで以上の激戦になることは間違いない。全日本ロードレース選手権の開幕戦は、4月7~8日、ツインリンクもてぎで開催される。
以下、2018年全日本ロードレース選手権JSB1000暫定エントリーリスト。