カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで、MotoGPクラスのオフィシャルテストが始まった。
開幕前最後のテストは、現地時間午後1時より午後9時までの8時間のセッションで行なわれ、セッション後半はナイトセッションとなる。
テストは3日間の日程で実施されるが、最終日のセッション終盤には散水車を使ってコース上を人工的にウエット路面にし、ナイトセッションでのウエットテストも行なわれる予定。
初日は午後2時すぎから各ライダーがコースイン。ロサイルのレコードホルダーであるホルヘ・ロレンソ（ドゥカティ）が14時50分に1分58秒772を記録してリーダーボードのトップに立つと、その約4分後に1分58秒248とベストを更新する。14時59分にはチームメイトのアンドレア・ドビジオーゾ（ドゥカティ）が1分57秒964を記録してトップに浮上。
15時25分にはダニ・ペドロサ（ホンダ）が1分56秒583をマーク。ペドロサは2周連続でファステストを更新、1分56秒230を記録するが、約10分後にドビジオーゾが1分56秒075を記録してトップを奪い返す。ドビジオーゾはさらに約50分後に1分56秒049を記録してファステストを更新するが、その約10分後にバレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）が1分55秒827を記録してトップに立つ。
ロッシは約1時間、リーダーボードのトップの座をキープしたが、17時30分にアンドレア・イアンノーネ（スズキ）が1分55秒483を記録してトップに。17時43分にはロレンソが1分55秒423をマークして再びトップに立つ。そして、残り2時間を切った19時14分にマーベリック・ビニャーレス（ヤマハ）が1分55秒053を記録。このタイムを上回る者は現れず、ビニャーレスはトータル64周を周って、50周目に記録したタイムで、トップで初日を終えた。
2番手に1分55秒104でドビジオーゾが続いた。ドビジオーゾは20時すぎに1分55秒407を記録して3番手に浮上すると、2周連続で自己ベストを更新、トータル48周を回り、1分55秒104で0.051差の2番手。イアンノーネが残り30分で1分55秒107を記録し、3番手に浮上、トータル58周を回り、今オフのテストで初めてトップ3に進出した。
ヨハン・ザルコ（ヤマハ）が52周を回り、48周目に記録した1分55秒186で4番手に。ザルコは残り30分を切った段階で2番手に浮上したが、最後にドビジオーゾ、イアンノーネにかわされてしまった。ロレンソは1分55秒423で5番手。トータル55周を回り、27周目に記録したタイムがベストとなった。
6番手に1分55秒432でアレックス・リンス（スズキ）、ロッシは54周を回り、38周目に記録した1分55秒432で7番手に。8番手に1分55秒528でダニロ・ペトルッチ（ドゥカティ）、9番手に1分55秒536でカル・クラッチロー（ホンダ）が続き、マルク・マルケス（ホンダ）は47周を回り、26周目に記録した1分55秒545で10番手となった。
ダニ・ペドロサ（ホンダ）は2回転倒を喫したが、ペドロサ自身にケガはなく、トータル37周を回り、31周目に記録した1分55秒555で11番手。ジャック・ミラー（ドゥカティ）が1分55秒688で12番手に、アルバロ・バウティスタ（ドゥカティ）が1分55秒848で13番手に続いた。
