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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.03.25 23:10
更新日: 2018.04.19 11:22

SBK第2戦レース2:ヤマハの両雄が表彰台獲得。優勝はドゥカティのデイビスが飾る

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MotoGP | SBK第2戦レース2:ヤマハの両雄が表彰台獲得。優勝はドゥカティのデイビスが飾る

 3月25日、スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦タイラウンドの決勝レース2が、タイ・ブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が優勝した。

 レース2は気温33度、路面温度41度のドライコンディションで争われた。グリッド順は前日に行われたレース1の結果が反映され、ポールポジションがレオン・キャミア(ホンダ)、2番手にアレックス・ロウズ(ヤマハ)、3番手にトム・サイクス(カワサキ)と、ここまでがフロントロウに並んだ。

 スタートから飛び出したのは、ヤマハのふたり。ロウズとマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)だ。チームメイト同士であるロウズとファン・デル・マークはレース序盤、何度も順位を入れ替える激しいトップ争いを展開する。

 迎えた6周目、7番手スタートから追い上げていたデイビスが4コーナーでロウズを交わして2番手に浮上。さらにトップを走行していたファン・デル・マークの背後に迫る。デイビスは9周目、ドゥカティエンジンのパワーで一気に加速すると4コーナーでファン・デル・マークのインに飛び込みオーバーテイク。レース折り返しの時点で、ついに単独トップに立った。

 デイビスはそこから周回ごとにリードを広げると、14周目には1秒以上のアドバンテージを築く単独走行。2番手ファン・デル・マーク、3番手ロウズの順で周回を重ねていく。

 一方その後方では、9番手スタートとなったレース1ウイナーのジョナサン・レイ(カワサキ)、チャビ・フォレズ(ドゥカティ)、マルコ・メランドリ(ドゥカティ)、キャミアの4名による4位争いが繰り広げられた。

 なかでもレイとメランドリは中盤、コーナーごとに順位を入れ替えるバトルを展開。しかし11周目にメランドリがラインを外すとレイの先行を許し、そのまま順位を落としてしまう。

 レイは序盤、ブレーキに問題を抱えコーナーで何度かラインを外しポジションを落としていたが、終盤に猛烈な追い上げを見せた。残り3周で4番手を走行していたフォレズをとらえるとストレートからのブレーキング勝負でフォレズをねじふせ、4番手に浮上。先行するデイビス、ファン・デル・マーク、ロウズを追う。

 しかしときすでに遅し、デイビスは中盤以降単独走行のまま最終ラップまでリードを広げ、2番手以下に2秒以上の差をつけてトップでチェッカー。今シーズン初優勝を飾った。

ヤマハはふたりそろっての表彰台獲得となった
ヤマハはふたりそろっての表彰台獲得となった

 ファン・デル・マークはデイビスに逃げられたものの、単独2番手をキープ。今シーズン初表彰台となる2位に入賞。ロウズも中盤以降は単独3番手をキープし、今シーズン初表彰台に立った。

 4位には終盤でねばり強い走りを見せたレイ、フォレズはインディペンデントチームトップの5位に入賞。6位にキャミア、7位にメランドリが続き、ルーキーのトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)は8位入賞。ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が9位、パトリック・ヤコブセン(ホンダ)が10位に続いた。

 レイのチームメイト、トム・サイクス(カワサキ)はフロントエンドに問題を抱えての走行となり、序盤から苦戦。8周を回ってピットに戻りリタイアとなっている。

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)クラスでは、ランディ・クルメナヒャー(ヤマハ)が優勝を飾った。2位にはルーカス・マヒアス(ヤマハ)、3位にフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)が入賞して、ヤマハ勢が表彰台を独占。ヤマハ製が予選、決勝ともにこの第2戦タイラウンドを制した。大久保 光(カワサキ)は最終ラップまで6番手争いに加わり9番手を走っていたが、最終コーナーで転倒、再スタートし19位でチェッカーを受けた。

 以下、SBK第2戦タイラウンド 決勝レース2順位結果。


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