MotoGP第2戦アルゼンチンGPを前に、昨年ワン・ツー・フィニッシュを飾ったモビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。
■バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハ・MotoGP(MotoGPクラスランキング3位)
開幕戦カタールで3位表彰台を獲得したロッシ。テルマスでは2015年に優勝、2016年、2017年と2位表彰台を獲得。
ただし、優勝した2015年はマルケスとのトップ争い中に、ロッシのリアタイヤと直後にいたマルケスのフロントタイヤが接触、マルケスが転倒リタイアとなるアクシデントが起こった。この接触は審議の対象となったものの、レーシングアクシデントとしてペナルティの対象とはならず、ロッシの優勝が確定。
しかし、同じシーズンのオランダGPでの最終ラップのシケインショートカットと共に、マルケスとのギリギリのバトルが、シーズン終盤のマレーシアGPでのセパンクラッシュの遠因となった。いずれにしても、テルマスは、4年間で3回表彰台に立っているロッシが得意とするコースであることは間違いなく、今年も優勝候補の一人。
「去年のアルゼンチンでは僕たちはとても強かった。ワン・ツー・フィニッシュを飾り、チームにとってシーズン最高のレースだったと思う。しかし、それ以降、バランスが変わり、以来、ライバルたちはより強力になっている」
「今回も難しいレースになると思うが、好きなコースだし、通常ならば僕たちのバイクはうまく機能するはず。サプライズな週末になるかもしれないが、ボクが強いことを望んでいる」
■マーベリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハ・MotoGP(MotoGPクラスランキング6位)
昨年のアルゼンチンGPのウイナーであるビニャーレス。昨年は開幕2連勝を飾り、好スタートを切ったが、ヨーロッパラウンドが始まるころから、マシンに課題を抱え、チャンピオンシップから脱落してしまった。
今シーズン開幕前のテストでは、昨年のようなトップタイム連発はならず、開幕戦のカタールも6位に止まったが、決勝ではマシンのセットアップのいい方向性を見つけたという。テルマスでは昨年、独走優勝しており、今年それを再現できるか。
「カタールでいいセットアップを見つけることができたことはハッピー。チームはレースウイークに素晴らしい仕事をしてくれた。そして、今、週末のアルゼンチンGPを楽しみにしている」
「去年、優勝できたテルマスでのレースが待ち遠しい。去年は本当に強く、自信があった。再び勝利をかけて戦うために、去年と同じフィーリングが持てることを願っている」
「今週末はいい仕事ができ、レースウイークを通じて上位につけ、勝てる可能性は非常に高いと思う。モチベーションはとても高い」