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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.04.08 19:25
更新日: 2018.04.08 19:43

ヤマハ中須賀が貫禄の独走2連勝/全日本ロード開幕戦もてぎJSB1000レース2

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MotoGP | ヤマハ中須賀が貫禄の独走2連勝/全日本ロード開幕戦もてぎJSB1000レース2

 4月8日、全日本ロードレース選手権開幕戦JSB1000決勝レース2がツインリンクもてぎで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がポール・トゥ・ウインで開幕2連勝を飾った。

 ウエット路面で行われた土曜日のレース1とは状況が変わり、ドライコンディションで始まったレース2。前日に行われた予選のセカンドタイムによってこのレース2のグリッドが決定された。

 ポールポジションは中須賀、2番手野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)、3番手津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)がフロントロウに並び、レース1で2位表彰台を獲得した高橋巧(チームHRC)は2列目4番グリッドを獲得している。

 好スタートからホールショットを奪ったのは野左根、そのチームメイトの背中を中須賀が追うというオープニングラップ。一方、ヤマハのトップふたりを3番手で追っていた高橋巧(Team HRC)だったが、オープニングラップでマシンからサイレンサーが脱落するというトラブルが発生、緊急ピットインを強いられる。このアクシデントにより優勝争いからは脱落したものの、高橋巧はその後コースに復帰した。

マシントラブルによりピットインを余儀なくされた高橋巧(チームHRC)
マシントラブルによりピットインを余儀なくされた高橋巧(チームHRC)

 序盤、レースをリードしたのは野左根だ。その野左根の背にぴたりとつけ、中須賀がトップ浮上の機会をねらう。この2台に高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)を加えた4台でトップ集団が形成される。

 5周目、中須賀が野左根を交わしてトップに浮上。しかし野左根も中須賀に食らいつき、この2台が3番手以下を引き離す。9周目を迎えるころには、2番手野左根と3番手渡辺一樹との差は約4秒ほどにまで開いていた。

 トップの中須賀はレース中盤の10周目には1分47秒722のファステストラップをマーク。2番手の野左根を次第に引き離し始め、11周目には野左根に対し約2秒半のアドバンテージを築く。

 野左根は中須賀のペースについていくことはできないもののポジションを守り、トップの中須賀、2番手の野左根ともにヤマハファクトリーのワン・ツーそれぞれが独走態勢に入った。

 トップ2台の後方で激しく火花を散らしたのは3位表彰台争いだ。渡辺一樹と高橋裕紀の表彰台争いに渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)が迫る。さらにはここに清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)も加わり、4台での表彰台争いに発展する。

 しかし、5番手を走行していた清成が18周目5コーナーで単独転倒。さらに高橋裕紀も表彰台争い集団から遅れ、渡辺一馬と渡辺一樹の一騎打ちにもつれこんだ。

3位争いは渡辺一馬(カワサキ・チームグリーン)と渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)の一騎打ちに
3位争いは渡辺一馬(カワサキ・チームグリーン)と渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)の一騎打ちに

 レース終盤の21周目から渡辺一馬と渡辺一樹は何度も順位を入れ替え、そのバトルはヒートアップ。激しいポジション争いを繰り広げながら最終ラップに入った。

 手に汗握る3番手争いを後方に置いて、中須賀は最後までトップを快走。レース1同様に2番手以下に約10秒もの大差をつけて先頭でチェッカーを受け、開幕戦でダブルポール・トゥ・ウインを飾った。序盤トップを走った野左根は悔しい2位表彰台。最後までその行方が注目された3位表彰台争いは渡辺一馬に軍配が挙がった。

開幕戦もてぎは中須賀が2連勝を飾った
開幕戦もてぎは中須賀が2連勝を飾った

以下、JSB1000レース2の順位結果。


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