今週末、スペインのヘレスサーキットでMotoGP第4戦スペインGPが開催される。カタール、アルゼンチン、アメリカと転戦してきたMotoGPシリーズだが、今回のヘレスから、ヨーロッパラウンドのスタートとなる。
スペインGPの舞台となるヘレスサーキットは、スペインの南端、アンダルシア地方に位置する。全長は4.4km、左コーナー5、右コーナー8の中速サーキットで、低速コーナーから高速コーナーまで、バラエティにあふれたテクニカルコースだ。昨年8月にはコースの全面再舗装が実施され、シーズンオフのテストでは好タイムが記録された。
パッシングポイントはバックストレートエンド、1コーナー進入、9コーナー、そして最終コーナー進入とあまり多くなく、スターティンググリッドが重要なコースとなる。
ヘレスは1987年以降、世界グランプリが開催され、以後、スペインGPのホストサーキットとして長い歴史を持つ。ヨーロッパラウンドの開幕戦の舞台として、例年、ヨーロッパ各国から10万人を越える多数の観客が詰め掛けることでも知られている。
昨年のスペインGPは、MotoGPクラスではダニ・ペドロサ(ホンダ)がポールポジションから独走優勝、2位にマルク・マルケス(ホンダ)が入賞、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がドゥカティ移籍後初となる3位表彰台を獲得した。
Moto2クラスではアレックス・マルケス(カレックス)がポール・トゥ・ウインでMoto2クラス初優勝を達成。2位にフランセスコ・バニャイア(カレックス)、3位にミゲール・オリベイラ(KTM)が入賞。
Moto3クラスではアロン・カネト(ホンダ)が優勝、2位にロマーノ・フェナティ(ホンダ)、3位にホアン・ミル(ホンダ)が入賞した。