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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.05.27 11:30
更新日: 2018.05.28 11:02

SBK第6戦レース1:ファン・デル・マークが初優勝。ヤマハに7年ぶりの勝利をもたらす

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MotoGP | SBK第6戦レース1:ファン・デル・マークが初優勝。ヤマハに7年ぶりの勝利をもたらす

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第6戦イギリスラウンドは、イギリスのドニントンパークで決勝レース1を行ない、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が優勝した。

 イギリスラウンドは初日から不安定な天候となり、初日はウエットでトリッキーなコンディションとなった。

 2日目はドライコンディションながらFP4までのセッションの湿度が90%前後というコンディション。3回のフリー走行総合トップでQ2に進出したのはジョナサン・レイ(カワサキ)。チームメイトのトム・サイクス(カワサキ)が2番手に続き、ともにホームレースとなるカワサキのふたりがセッションごとにトップを入れ替え、争った。

 フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われるスーパーポール1(SP1)ではトプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)がトップに立ち、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が2番手に続いてスーパーポール2(SP2)に進出。

 SP2は曇り空の下、気温16度、路面温度23度、湿度77%のドライコンディションで争われた。SP2でもレイとサイクスがトップ争いを展開する。

 1回目のアタックでまずトップに立ったのはレイだったが、サイクスが逆転。2回目のアタックでもレイがファステストを更新してトップに立つが、サイクスはラストアタックで区間ベストを次々に更新する。

 サイクスは最終コーナー立ち上がりで振られながらも、残り12秒で1分26秒663を記録してポールポジションを獲得した。

 サイクスのポール獲得は今シーズン2回目、開幕戦オーストラリア以来となる。2番手に1分26秒956でレイが続き、カワサキが予選ワン・ツーを獲得。ロリス・バズ(BMW)が3番手を獲得。今年、SBKに復帰したバズは、復帰後初のフロントロウを獲得した。

 予選後のレース1は、曇り空ながら気温18度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。

 好スタートを切ったのは2番グリッドのレイ。レイは1コーナーをトップで通過、サイクス、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、ファン・デル・マークの順で続く。

 3周目の4コーナーでサイクスがレイを交わしてトップに浮上するが、コース終盤の11コーナー、メルボルンヘアピンでサイクスはラインを外し、この間にレイがトップを奪還する。

 この時点でトップ集団はカワサキのレイとサイクス、ヤマハのロウズとファン・デル・マークの4人がやや抜け出す形に。6周目に入ると、サイクスが4コーナーで再びレイを交わしてトップに立つ。2番手に後退したレイは、8周目のメルボルンヘアピンでラインを外し、3番手に後退。しかし、レイはすぐに最終コーナーで2番手に復帰する。

 そこからサイクス、レイ、ファン・デル・マークの順で周回を重ね、中盤を迎えた10周すぎにはロウズがトップ争いから遅れ、3人によるトップ集団となる。

 13周目のヘアピンでレイが再びラインを外し、その間にファン・デル・マークが2番手に浮上。ファン・デル・マークはサイクスを追い、15周目のメルボルンヘアピンでサイクスを交わしてトップに浮上すると、一気にサイクスとの差を広げる。

 3番手に後退していたレイはこれを見て一気にペースアップ。17周目の5コーナーでサイクスを交わして2番手に浮上すると、トップを行くファン・デル・マークを追う。

 レイは18周目にファステストラップを記録して縮めるが、勝負をしかけるまでには至らず、ファン・デル・マークがトップを守り切りSBK初優勝を達成した。

 SBKでのオランダ人ライダーの優勝は初、ヤマハの優勝も2011年シーズン以来となり、現行チーム体制となってからは初優勝となった。

 レイは最後はあきらめ2位でゴール、ランキングトップを守った。サイクスも終盤は単独3番手のままチェッカーを受け、3位に入賞。

 ロウズは終盤、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)の接近を許したものの、4位を守り切ってゴール。僅差の5位にサバドーリが続いた。

 フロントロウからスタートしたロリス・バズ(BMW)はスタートで遅れ、7位でゴール。マルコ・メランドリ(ドゥカティ)はデイビス、キャミアとの10番手争い中の17周目の最終コーナーで転倒リタイアとなった。

 トプラック・ラズガットリオグル(カワサキ)は終盤までハスラムと接戦の8番手を争っていたが、メルボルンヘアピンで転倒、再スタートし、21位でチェッカーを受けた。

 以下、第6戦イギリスラウンド決勝レース1順位結果。


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