レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2018.06.10 12:30
更新日: 2018.06.11 03:10

SBK第7戦レース1:カワサキのレイが中断2回のレースを制す。SBK通算60勝で最多勝記録更新

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | SBK第7戦レース1:カワサキのレイが中断2回のレースを制す。SBK通算60勝で最多勝記録更新

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦チェコラウンドの決勝レース1が、6月9日、チェコのブルノサーキットで行われ、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。この勝利により、レイはSBK通算60勝を達成。SBKの最多勝利数記録を更新した。

■予選:レイを抑え、サイクスがシーズン3回目のポールを獲得

 初日に行われた3回のフリー走行で総合トップに立ったのはレイ。フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われたスーパーポール1でトップタイムを記録したユージン・ラバティ(アプリリア)、2番手のヨニー・エルナンデス(カワサキ)のふたりを加えた12名のライダーによって、スーパーポール2は争われた。

 スーパーポール2の天候、コンディションは気温23度、路面温度30度のドライコンディション。1回目のアタックでトップに立ったのは、1分58秒881を記録したレイだった。レイは2回目のアタックでも1分57秒885とファステストを更新するが、サイクスがラストアタックで1分57秒687を記録して逆転。そのままサイクスが、前戦に続いて2戦連続、2018年シーズン3回目のポールポジションを獲得した。

 2番手はレイ、3番手にラストアタックで1分57秒899を記録したマルコ・メランドリ(ドゥカティ)が続き、フロントロウを獲得。4番手にはアレックス・ロウズ(ヤマハ)、5番手にはラバティが続いた。

■決勝レース1:中断2回のレースを制したレイ。SBK通算60勝目を挙げる

 迎えたレース1は、2番グリッドから好スタートを切ったレイがレースをリード。2番手サイクス、3番手にロウズ、4番手にメランドリが続き、この4台がやや後方を引き離し始める。しかし3周目にマイケル・リナルディ(ドゥカティ)が5コーナーで転倒、このアクシデントによりクラッシュパッドが破損したため、トップ集団が4周目に差し掛かったところで赤旗が掲示。レースは一時中断となった。

 約23分間の中断を経て、レースは予定より1周減算の17周で再スタート。しかしこの再スタート時、後方グリッドの数名が、スタートシグナルの消灯前に飛び出したことで、再びレースが中断。さらに1周減算の16周で争われることになった。

 最初のスタートでトップに立っていたレイは、再スタートレースでも1周目からトップに立つ。2周目には2番手以下に約1秒7とリードを広げると、周回ごとにその差を広げて独走。2018年シーズン6勝目を記録した。

 序盤に2番手争いを抜け出したメランドリが2位に入賞。メランドリは2番手に浮上した後、レイを追ったものの、その差を縮めることはできなかった。予選でポールポジションを獲得したサイクスはメランドリに交わされた後、3番手をキープし、単独3位でゴール。

 終盤にチームメイト、ロウズとの4番手争いを制したマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が4位に入賞。ロウズは5位に続いた。

 今レースの優勝により、レイはSBK通算60勝を達成。カール・フォガティの59勝を上回り、SBKにおける最多勝記録を更新した。

 以下、第7戦チェコラウンド決勝レース1順位結果。

レイは今大会でSBK通算60勝目を挙げ、最多勝利数を更新した
レイは今大会でSBK通算60勝目を挙げ、SBK最多勝利数を更新した


関連のニュース