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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.06.11 07:00
更新日: 2018.06.28 15:37

SBK第7戦レース2:ロウズがSBK初優勝、ヤマハがワン・ツーで表彰台占める。レイは転倒リタイア

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MotoGP | SBK第7戦レース2:ロウズがSBK初優勝、ヤマハがワン・ツーで表彰台占める。レイは転倒リタイア

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦チェコラウンドの決勝レース2が6月10日、チェコのブルノサーキットで行われ、アレックス・ロウズ(ヤマハ)が優勝した。

 レース2は気温27度、路面温度43度のドライコンディションで行われた。リバースグリッドによりポールポジションはマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、2番グリッドにロウズ、3番グリッドにユージン・ラバティ(アプリリア)が並んだ。レース1で優勝し、SBK最多勝利数記録を更新したジョナサン・レイ(カワサキ)は9番グリッドからのスタート。

 好スタートを切ったのは、ロウズとファン・デル・マークのヤマハ勢ふたり。1周目をトップで戻って来たのはファン・デル・マークだったが、ロウズは2周目にはトップに浮上する。

 そのロウズを追い上げてきたのがマルコ・メランドリ(ドゥカティ)で、メランドリは3周目にはファン・デル・マークを交わして2番手に浮上。ロウズとトップ争いを繰り広げる。

 その3周目、12コーナーで6番手を争っていたレイがまさかのクラッシュ。一瞬リヤを暴れさせたかと思うと転倒を喫し、そのままリタイアとなった。

 チームメイトのトム・サイクス(カワサキ)も6周目の10コーナーでスリップダウンを喫しており、カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKにとって苦いレースとなった。その後、サイクスはすぐにマシンを引き起こしてレースに復帰している。

 一方、トップ争いを展開していたメランドリは5周目にロウズを交わしてトップに浮上。しかしメランドリはその直後、3コーナーでオーバーランしてしまう。止まりきれなかったマシンはそのままグラベルの奥までに突っ込み、メランドリは転倒こそ免れたものの、このオーバーランで大きく順位を落とした。

 これで単独トップとなったロウズは、ファン・デル・マークとワン・ツー体制を形成。そのままレースをリードして18周のレースを走り抜き、SBK初優勝を達成した。ファン・デル・マークは終盤にロウズから遅れ、単独2位でゴール。ヤマハがワン・ツーフィニッシュを果たした。

 これはロウズにとってSBK初優勝であると同時に、パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームにとって初のワン・ツーフィニッシュでもあった。

 3位にはチャズ・デイビス(ドゥカティ)が入賞。ラバティが4位、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が5位。序盤にトップを走ったもののコースオフで順位を落としたメランドリは、走り切って15位に入賞した。また、やはり序盤に転倒したサイクスが16位でフィニッシュしている。

 なお、序盤にレイが転倒した件を巡って、このときポジションを争っていたサイクスの接触が疑われ、審議対象となった。しかし、最終的に問題はなかったとの判断が下されている。

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)では、ジュール・クルゼール(ヤマハ)とサンドロ・コルテセ(ヤマハ)が最終ラップまで接戦のトップ争いを繰り広げ、クルゼールが優勝、僅差の2位にコルテセが入賞した。

 3位に入ったのはラファエル・デ・ローサ(MVアグスタ)。大久保 光(カワサキ)はスーパーポール1をトップで通過しスーパーポール2に進出。12番グリッドからスタートし、13位でチェッカーを受けた。

 以下、第7戦チェコラウンド SBK決勝レース2順位結果。

チームとして初のワン・ツーフィニッシュを果たしたパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム
チームとして初のワン・ツーフィニッシュを果たしたパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム
2位表彰台を獲得したファン・デル・マーク
2位表彰台を獲得したファン・デル・マーク


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