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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.06.24 15:50
更新日: 2018.06.24 16:03

SBK第8戦レース1:盤石の強さでカワサキのレイが今季7勝目。ドゥカティのデイビス、追撃ならず

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MotoGP | SBK第8戦レース1:盤石の強さでカワサキのレイが今季7勝目。ドゥカティのデイビス、追撃ならず

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第8戦アメリカラウンドの決勝レース1が、アメリカのラグナ・セカ(ウェザーテック・ラグナ・セカ レースウェイ)で行われ、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。

■予選:ドゥカティのデイビスが今季初のポールポジション獲得

 SBKのみが開催される第8戦アメリカラウンド。初日に行われた3回のフリー走行で総合トップに立ったのはレイだ。レイは3回のフリー走行すべてをトップで終え、スーパーポール2(SP2)に進出した。

 フリー走行総合11番手以下のライダーにより争われたスーパーポール1(SP1)では、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)がトップタイムを記録、2番手にロリス・バズ(BMW)が続き、このふたりを加えた12名で最終グリッドを決めるSP2は、気温27度、路面温度42度のドライコンディションで争われた。

 1回目のアタックでトップタイムを記録したのはユージン・ラバティ(アプリリア)。2回目のアタックが始まるとラバティは真っ先にコースインし、1分22秒718とファステストを更新してトップをキープする。しかし残り42秒を切ったところで、チャズ・デイビス(ドゥカティ)が1分22秒282を記録し、今シーズン初のポールポジションを獲得した。

 2番手に1分22秒297でトム・サイクス(カワサキ)、3番手に1分22秒359でレイが続き、フロントロウを獲得。ラバティはセッション終盤に1分22秒636と自己ベストを更新したが、4番手となった。

■決勝レース1:デイビス、王者追撃ならず。レイが今季7勝目を挙げる

 続くレース1は気温28度、路面温度48度のドライコンディションの下、周回数25周で争われた。ポールスタートのデイビスがレースをリード、レイが2番手で続く。ふたりは2周目を終えた時点で、早くも3番手のサイクスに約1秒のリードを築きトップ争いを展開。デイビスは6周目までトップで周回を重ねるが、7周目のコークスクリュー進入で振られてラインを外し、その間にレイがトップに浮上する。

 ここからレイが1番手、デイビスが僅差の2番手でレイを追う展開が続くが、終盤に入るとその差が少しずつ開いていき、17周目にはその差が約1秒に広がる。デイビスはなんとかレイの背後に止まろうとしたもののその差を縮めることはできない。最終的にレイが2秒978差をつけてトップでチェッカーを受け、2018年シーズン7勝目を記録。デイビス2位に入賞した。

 3番手争いは序盤こそサイクスがリードしたものの、アレックス・ロウズ(ヤマハ)、ラバティが相次いでサイクスを交わし、ロウズが中盤には単独3番手をキープ、そのまま3位でチェッカーを受けた。

 単独4位にはラバティが入賞。サイクスはレース終盤にはマルコ・メランドリ(ドゥカティ)とチャビ・フォレズ(ドゥカティ)にも交わされて後退。メランドリとフォレズが終盤に5番手を争ったが、21周目にメランドリが5番手に浮上するとそのまま5位でチェッカーを受け、フォレズが6位に入賞。

 サイクスは終盤、さらにファン・デル・マークの追撃を受けたものの、なんとか抑えきって7位でゴール。僅差の8位にファン・デル・マークが続いた。

 ニッキー・ヘイデンのメモリアルマシン、ホンダCBR1000RRで参戦したPJ・ジェイコブセン(ホンダ)は11周目の1コーナーでレアンドロ・メルカド(カワサキ)と接触し、転倒リタイアでレース1を終えている。

 以下、第8戦アメリカラウンド SBK決勝レース1順位結果。

レイは今季7勝目。チャンピオンシップで独走態勢に入っている
レイは今季7勝目。チャンピオンシップで独走態勢に入っている


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